フェンシング界に革命!デサントが挑む「世界一速い」日本製ウエアの衝撃と未来

日本のスポーツブランドの雄であるデサントが、フェンシング競技における歴史的な一歩を踏み出しました。2019年10月23日、同社は日本人の体形に完璧にフィットする革新的な競技ウエアの開発を発表したのです。これまで欧米メーカーが市場を独占していたこの分野において、国際フェンシング連盟(FIE)から承認を受けた日本製のウエアが登場するのは、今回が初めての快挙となります。

これまでのフェンシング界では、選手の多くが欧米人向けのサイズに作られたウエアを着用せざるを得ませんでした。日本人選手たちは、洗濯してわざと縮ませたり、自ら仕立て直したりすることで、なんとか自分の体に合わせるという苦労を強いられてきたのです。今回のデサントによる「メードインジャパン」の本格参入は、こうした選手たちの切実な悩みを解消する救世主となるに違いありません。

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最新技術が凝縮された「世界一速いウエア」の秘密

今回の開発において、デサントは2018年に新設した研究開発拠点の機能をフル活用しました。3D計測技術によって選手の基本動作を立体的に解析し、動きを一切妨げない構造を追求しています。特筆すべきは、試合中に激しく動く脇部分の設計です。あえて生地の切り替えをなくして1枚の布で構成することで、突いた際の「引っかかり」というストレスを極限まで排除することに成功しました。

素材面でも妥協はありません。東洋紡STCと共同開発した高機能素材「イザナス」を採用しています。これは超高分子量ポリエチレン繊維と呼ばれるもので、ピアノ線の約8倍の強度を持ちながら、水に浮くほど軽いという驚異的な特性を備えています。この新素材のおかげで、洗濯による激しい収縮を抑えつつ、デサントが自負する「世界一速いウエア」としての圧倒的な軽さと強度が実現されました。

SNS上では、実際に着用した見延和靖選手の「ストレスがない」というコメントに対し、「日本人の繊細な動きを支えるギアがついに誕生した」「海外製で苦労していたジュニア選手にも朗報だ」といった期待の声が数多く寄せられています。道具の進化が選手のパフォーマンスに直結する競技だけに、このウエアがもたらすアドバンテージは計り知れないものがあるでしょう。

競技人口5万人を目指す、フェンシング界の大きな改革

日本フェンシング協会の太田雄貴会長は、今回のデサントの挑戦を「改革と発展のための大きなチャンス」と捉えています。現在、国内の競技人口は約6千人強に留まっていますが、協会はこれを長期的には5万人にまで拡大させる壮大な計画を掲げています。デサントジャパンの小川典利大社長も、昨今のラグビー人気の高まりを例に挙げ、フェンシングを誰もが熱狂するメジャースポーツへと押し上げたいと意気込みを語りました。

私自身の見解としても、今回の日本製ウエアの登場は単なる製品開発以上の意味を持つと感じています。体格差を技術でカバーしてきた日本人選手にとって、自国の体形に特化した「鎧」を手に入れることは、精神面でも大きな支えになるはずです。また、一般販売の価格や販路が今後整備されることで、部活動や習い事としてのハードルが下がり、普及の起爆剤となることを強く期待せずにはいられません。

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