私たちの生活に欠かせないスマートフォンや電気自動車を支えるリチウムイオン電池の歴史において、2019年11月25日は記念すべき一日となりました。株式会社東芝は、同社のエグゼクティブフェローを務める水島公一氏に対し、リチウムイオン電池の実用化に多大な貢献をしたことを称えて特別賞を授与したのです。
水島氏が成し遂げた最大の功績は、電池の性能を決定づける「正極材」の基礎となる物質を発見したことにあります。正極材とは、電池内部で電気を蓄えたり放出したりする際に、リチウムイオンを受け入れる重要な電極材料のことです。この発見がなければ、現在のモバイル社会は実現していなかったといっても過言ではありません。
受賞にあたり水島氏は、わずか2年間という短期間の業績がこれほど高く評価されたことに驚きを隠せない様子でした。それと同時に、自分が世界で初めて正極材を開発した事実が改めて公に認められたことについて、深い光栄を感じていると喜びを語っています。謙虚な姿勢の中にも、科学者としての誇りが感じられる素晴らしいコメントですね。
SNS上では、2019年のノーベル化学賞がリチウムイオン電池の研究者に贈られたこともあり、「水島氏も受賞に値する功労者だ」といった称賛の声が相次いでいます。日本の技術者が世界を変える礎を築いたというニュースは、多くの人々に勇気と感動を与えているようです。
個人的な見解を述べさせていただきますと、華やかな製品の影に隠れがちな「材料研究」にスポットライトが当たったことは、日本の製造業にとって非常に意義深いと感じます。基礎研究を大切にする文化こそが、次世代のイノベーションを生む土壌になるのではないでしょうか。水島氏の情熱が、若い研究者たちに受け継がれることを願って止みません。
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