台風19号で異例の短縮!スタンレーレディスは黄アルムが首位発進、渋野日向子の逆転は?

静岡県の東名カントリークラブにて、2019年10月11日から女子ゴルフの「スタンレーレディス」が開幕しました。初日のラウンドを終え、韓国の黄アルム選手が8バーディー、1ボギーという圧巻のゴルフを展開しています。通算7アンダーの65をマークし、単独首位で初日を滑り出しました。精度の高いショットを武器にスコアを伸ばす彼女の姿に、ギャラリーからは大きな拍手が送られています。

しかし、今大会は空模様が大きな影を落としています。非常に強い勢力を持つ台風19号が接近している影響を受け、主催者は2019年10月12日の競技中止を決定しました。これにより、当初の54ホールから36ホールへと競技が短縮される異例の事態となっています。さらに、最終日となる2019年10月13日は安全を考慮して無観客での開催が予定されており、コースの被害状況によってはさらなる短縮の可能性も残されています。

SNS上では、この決定に対して「選手の安全が第一だけど、生で観られないのは残念」「無観客試合なんて前代未聞だ」といった驚きの声が広がっています。自然の猛威を前にした苦渋の決断といえますが、ファンとしては複雑な心境でしょう。プロスポーツにおける「無観客試合」とは、チケットを持った観客を会場に入れずに競技を行う形態を指し、今回のような緊急事態では安全確保のために選択されることがあります。

首位の黄アルム選手を2打差で追いかけるのは、菊地絵理香選手と篠原まりあ選手の二人です。さらに1打差の4アンダーには、森田遥選手や武尾咲希選手に加え、アマチュアの星川ひなの選手が食い込みました。星川選手は日本女子学生選手権を制した実力者であり、プロを凌駕する堂々たるプレーを見せています。上位陣が僅差でひしめき合う展開に、一打の重みがこれまで以上に増すことになりそうです。

一方で、大きな注目を集めている渋野日向子選手は、首位と6打差の25位タイとやや出遅れる形になりました。全英女子オープン制覇で脚光を浴びた彼女ですが、巻き返しを図る時間は短縮の影響で限られています。予選を通過した61名の選手たちが、変則的なスケジュールの中でどのような精神状態で最終日に臨むのかが勝負の分かれ目となるでしょう。過酷な状況下で真の強さが試される一戦となりそうです。

個人的な見解を述べさせていただきますと、今回の判断は運営側の勇気ある決断だと評価すべきでしょう。ゴルフは自然との戦いでもありますが、観客や関係者の命を危険にさらしてまで強行するものではありません。限られたホール数での短期決戦は、運の要素も強まりますが、その分だけスリルに満ちた展開が期待できます。嵐の後の静寂の中で、一体誰が優勝カップを手にするのか、その行方を静かに見守りたいと思います。

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