【最新為替】円安進行の理由は?2019年11月22日の東京市場動向と米中貿易協議の行方

2019年11月22日の東京外国為替市場では、円相場がじりじりと値を下げる展開を見せています。正午時点でのドル円相場は1ドル=108円62銭近辺で推移しており、前日と比較して5銭ほどの円安水準となりました。株価の上昇が投資家の心理を強気にさせ、安全資産とされる円を手放す動きが加速したことが主な要因です。

市場では「低リスク通貨」と呼ばれる円の性質が色濃く反映されました。これは、世界情勢が不安定な時に買われやすく、逆に景気への期待感が高まると売られやすい円独特の特徴を指します。本日は日本株が堅調に推移したことで、リスクを取って運用しようとする投資家が増え、結果として円売りが優勢な状況を作り出しています。

さらに実需筋の動きも無視できません。海外から製品を買い付ける輸入企業による円売り・ドル買いの注文が観測されており、これが相場を下支えする形となりました。SNS上では「株高なのに円安で、なかなか海外旅行の計画が立てにくい」といった、生活者の視点からの切実な声も散見されるなど、マーケットの動きに敏感な反応が広がっています。

スポンサーリンク

米中対立の緊張感と膠着するマーケット

一方で、大きなトレンドを作るほどの勢いには欠けているのが現状です。その背景には、長引く米中貿易協議の不透明感があります。アメリカと中国の通商交渉がどのように決着するかを見極めたいという、いわゆる「様子見姿勢」が世界中のトレーダーの間で根強く、積極的な売買を控えるムードが市場全体を包み込んでいると言えるでしょう。

私個人の見解としては、現在の相場は嵐の前の静けさのように感じられます。わずかなニュースで一喜一憂する神経質な地合いが続いており、ファンダメンタルズ、つまり経済の基礎条件よりも政治的な駆け引きが相場を支配しています。こうした状況下では、目先の小動きに惑わされず、大局的な視点を持つことが編集者としても重要だと確信しています。

他通貨に目を向けると、ユーロ円は1ユーロ=120円17銭前後となっており、こちらはわずかに円高方向に振れました。ユーロドルでのユーロ売りが影響した格好ですが、総じて主要通貨ペアは限定的な値動きに留まっています。週末に向けて大きなサプライズが飛び出すのか、引き続き米中両国の発言ひとつひとつに注目が集まる一日となりそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました