世界有数の資産運用グループとして知られるフィデリティ投信において、組織のさらなる活性化を目指した重要な人事異動が決定されました。2019年11月18日付で、新たに和田浩己氏が執行役員副社長という重責を担うことになったのです。今回の人事では、営業部門のトップである営業本部長も兼任する形となっており、同社の今後のビジネス展開において営業力の強化が最優先課題であることが伺えるでしょう。
特筆すべきは、フィデリティ投信の副社長としての顔だけでなく、グループ会社であるフィデリティ証券においても執行役員営業本部長を兼務する点にあります。このように複数の組織で指揮を執る体制は、グループ全体でのシナジー効果を最大限に引き出す狙いがあるはずです。シナジー効果とは、複数の事業が連携することで、単体での活動以上の大きな成果を生む相乗効果を指しますが、まさにその旗振り役として和田氏に白羽の矢が立ったといえます。
ネット上の反応に目を向けると、投資家や業界関係者からは「フィデリティが営業体制を一本化して攻めに転じるのか」といった期待の声が寄せられていました。老舗ブランドとしての信頼感に、新たなリーダーシップが加わることで、個人投資家向けサービスの質がどのように向上するのか注目が集まっています。特に資産運用のプロフェッショナルが営業の最前線に立つことへの安心感は、SNSでも好意的に受け止められているようです。
私自身の見解としましては、現在の複雑化する金融市場において、このように意思決定を迅速化させる人事戦略は極めて有効だと考えます。運用の実力はもちろん大切ですが、それをいかに顧客へ届けるかという「営業の力」が、これからの外資系運用会社にはより一層求められるでしょう。和田氏が両社の営業本部長を兼ねることで、投信の製造から証券の販売チャネルまで、一貫した哲学に基づいたサービス提供が可能になるに違いありません。
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