岡山を代表する銘菓「きびだんご」の伝統を支えた広栄堂会長・武田修一氏の訃報と功績

岡山の文化と産業界に多大なる貢献を続けてこられた、老舗和菓子メーカー「広栄堂」の会長であり、テレビせとうちの取締役も務めた武田修一氏が、2019年11月24日にこの世を去りました。88歳という、激動の昭和から平成を駆け抜けた生涯を閉じられた理由は心不全とのことです。連絡先は広栄堂の社長室となっており、お別れの会が後日執筆される予定ですが、現時点では日取りなどの詳細は公表されておりません。

武田氏が長年牽引してきた広栄堂といえば、安政年間の創業以来、岡山の代名詞とも言える「きびだんご」を全国区のブランドへと押し上げた立役者です。SNS上でもこの悲報に対し、「岡山の誇る伝統の味が失われるわけではないけれど、一つの時代が終わった寂しさを感じる」といった声や、「幼い頃から親しんできたあの味を守り続けてくれたことに感謝したい」という温かいメッセージが次々と寄せられています。

ここで、武田氏の役職にもあった「取締役」という言葉に触れておきましょう。これは、会社の業務執行について意思決定を行う権限を持つ、経営の根幹を担う重要な役職を指します。武田氏は製菓業のみならず、テレビ放送局の経営にも携わることで、多角的な視点から地域の発展を模索し続けた人物であったと言えるでしょう。喪主は長男であり、現在は同社の社長を務める武田浩一氏が務められます。

筆者の見解としては、伝統芸能や食文化が変容しやすい現代において、これほどまでに長く「変わらぬ品質」を保ち続けた経営手腕には敬意を表さずにはいられません。一企業のトップとしてだけでなく、地域の顔として活動された武田氏の情熱は、次の世代へと確実に受け継がれていくはずです。広栄堂がこれからも岡山、そして日本の宝として愛され続けることを、心から願ってやみません。

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