ビジネスマンの聖地、新宿で今、大きな変化が起きています。リーズナブルな価格設定で知られる「オーダースーツSADA」が、2019年11月13日、新宿東口店の移転を発表しました。新たな拠点として選ばれたのは、ファッションの発信地である新宿マルイメン内です。
今回の移転には、緻密なドミナント戦略(特定の地域に集中出店する手法)ゆえの悩みが背景にありました。実は、JR新宿駅南口にある旗艦店と東口店が近すぎたため、自社店舗同士で顧客を奪い合う「カニバリゼーション」という現象が起きていたのです。
エリア最適化で利便性が向上!攻めの姿勢を見せるSADAの展望
この状況を打開するため、同社は新宿三丁目エリアへのシフトを決断しました。SNSでは「マルイの中なら買い物ついでに寄りやすい」「仕事帰りの採寸が楽になる」といった期待の声が寄せられており、ユーザーの利便性は確実に高まることでしょう。
オーダースーツSADAの最大の武器は、何と言っても1万9800円からという驚異的なコストパフォーマンスにあります。これは自社工場で一貫生産を行う「工場直販」という仕組みによって、余計な中間マージンをカットしているからこそ実現できる価格なのです。
編集者の視点から見れば、この移転は単なる場所の変更ではなく、より幅広い層を取り込むための英断だと感じます。百貨店ブランドが集うマルイへの出店は、初めてスーツを仕立てる若年層にとって、心理的なハードルを下げる絶好の機会になるはずです。
同社は勢いをそのままに、2020年までに約20店舗を新規オープンさせるという強気な目標を掲げています。既製品と変わらない価格で「自分だけの一着」が手に入る文化が、この新宿からさらに加速していく様子を期待せずにはいられません。
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