ビジネスウェアの王道として知られる青山商事が、驚きの新展開を見せています。なんと同社は、世界的に有名な24時間営業のフィットネスジム「エニタイムフィットネス」とタッグを組み、紳士服店内にジムを併設する新たな店舗形態をスタートさせることになりました。記念すべき第1号店は、2019年11月18日に静岡県にて産声を上げます。
この画期的なプロジェクトを推進するのは、青山商事の子会社である「glob(グローブ)」です。同社がエニタイム社とフランチャイズ契約、つまりブランドの使用権を得て運営を行う形式で契約を締結しました。まずは静岡県沼津市にある「沼津本店」を改装し、店舗面積の約3割をジムスペースへと大胆に作り変えることで、フィットネス愛好家を迎え入れる準備を整えています。
紳士服とジムの意外な相乗効果とは
近年の紳士服業界は、ライフスタイルの変化に伴う販売不振という厳しい壁に直面しています。そこで青山商事が打ち出した策が、広大な郊外型路面店の「余剰スペース」の有効活用です。これまでに「焼肉きんぐ」などの飲食店を誘致してきた実績に続き、今回は空前の健康ブームを背景に、成長著しいフィットネス産業へと白羽の矢を立てました。
SNS上ではこの異色の組み合わせに対し、「スーツを買いに行ったついでに筋トレできるのは斬新すぎる」「仕事帰りに一汗かいて、そのまま新しいシャツを選べるのは便利かも」といった期待の声が寄せられています。特に24時間ジムを訪れる流行に敏感な若年層や、健康意識の高い層を店舗へ呼び込むことで、本業であるスーツ販売との相関関係を築く狙いがあるようです。
私個人の視点としても、この試みは非常に理にかなっていると感じます。スーツは体型を維持してこそ美しく着こなせるものですし、ジムで自分を磨く意識の高い人々は、身だしなみへの投資も惜しまない傾向にあります。2019年11月18日のオープンを皮切りに、5年後には50店舗、売上高30億円を目指すというこの挑戦が、停滞する小売業界に新たな風を吹き込むのは間違いないでしょう。
コメント