【ルネサス】2020年1月1日付の役員人事を発表!車載・IoT戦略を加速させる新体制の全貌とは?

日本の半導体業界を牽引する巨人、ルネサスエレクトロニクスが2019年12月05日、来る2020年1月1日付で実施する重要拠点の人事異動を明らかにしました。今回の組織改編は、同社が注力するオートモーティブ(車載)分野とIoT・インフラ事業の基盤をより強固にする狙いが見て取れます。SNS上では「自動運転やスマート社会への対応を急ぐ、攻めの布陣だ」といった期待の声が上がっており、業界関係者の間でもその動向に熱い視線が注がれているのです。

注目すべきは、製造から供給までを司る「サプライチェーン・マネジメント(SCM)」の統括体制です。2020年1月1日からは、豊倉孝康氏と庄野栄三郎氏の2名がSCM統括部長に就任します。サプライチェーンとは、製品の原材料調達から製造、在庫管理、そして顧客の手元に届くまでの全プロセスを指す言葉です。複雑化する世界情勢の中で、半導体を安定して供給するための司令塔として、彼らの手腕が期待されているのでしょう。

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次世代モビリティを支える「車載ソリューション」の進化

ルネサスの大黒柱である「オートモーティブソリューション事業本部」でも、大規模な人事配置が行われます。車載デジタルプロジェクトの統括部長には阪本憲成氏が抜擢され、森山憲氏や青木渉氏といった精鋭たちが、各セールス・アカウント部門の舵取りを担うことになりました。近年、自動車は「走るコンピューター」へと進化を遂げており、高度な計算処理を行うデジタル技術の重要性が増しています。今回の体制強化は、まさにその流れを汲んだものと言えるでしょう。

私個人の見解としては、今回のアカウントマネジメント(顧客対応)体制の刷新に、ルネサスの「顧客第一主義」への強い決意を感じます。日系顧客のみならず、急成長するアジア市場を見据えた元山茂親氏の配置などは、グローバルでのシェア奪還を狙う野心的な試みではないでしょうか。特定の地域に固執せず、世界の需要変化に即応しようとする姿勢は、目まぐるしく変化する半導体市場を生き抜くために不可欠な戦略であると確信しています。

また、IoT・インフラ事業本部においても、西原達也氏がSoC製品開発のトップに就くなど、技術革新のスピードを速める準備が整いました。SoCとは「System on a Chip」の略称で、一つのチップ上に複雑な機能を凝縮した心臓部のことです。スマート家電から産業用ロボットまで、あらゆるモノがネットに繋がる時代において、この分野の成否が企業の未来を左右します。2020年という節目を前に、ルネサスは盤石な「技術と営業の融合」を完成させようとしているのです。

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