日本の金融界を牽引する3大メガバンクが、個人の資産運用分野において「銀証連携」の動きを一段と加速させています。これは銀行と証券会社が手を取り合い、顧客の情報を共有しながら最適な投資プランを提案する仕組みのことです。とりわけ多額の資産を持つ富裕層をターゲットに、グループの総力を挙げた囲い込みが始まっているといえるでしょう。
銀行の窓口を訪れた顧客に対し、より専門的な運用ニーズがある場合は、グループ傘下の証券会社を紹介するケースが増えています。これまでは縦割りだった組織の壁を打ち破り、顧客のライフステージに合わせた柔軟なサポートを目指すのが狙いです。この新しい流れに対し、SNS上では「より高度な提案が受けられる」と期待する声が上がる一方で、「手数料の負担が気になる」という冷静な意見も見受けられます。
ここで注目すべきは、これまで課題とされてきた「二重の手数料」や「紹介の仕組み」が見直され始めている点です。2019年11月19日現在の状況を見ると、銀行と証券が連携することで、顧客にとっての利便性は飛躍的に向上しています。専門用語で「フィデューシャリー・デューティー」と呼ばれる、受託者責任を果たす姿勢が各社に強く求められているのです。
資産運用のプロである証券会社と、日常生活に密着した銀行がタッグを組むことは、私たち利用者にとって大きなメリットがあるはずです。しかし、提携が進むほどに商品の選択肢がグループ内に偏ってしまうリスクも否定できません。金融機関には、自社の利益だけでなく、真に顧客の資産を守り育てるための誠実な提案を期待したいところです。
2019年11月19日、この変革の足音は今後の個人マネーの流動を大きく変えていく予感に満ちています。単にお金を預ける場所だった銀行が、攻めの投資をアドバイスするパートナーへと進化を遂げようとしているのです。各メガバンクがどのような独自色を打ち出していくのか、その手腕が試される局面に来ているのではないでしょうか。
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