長野市に拠点を置くスタートアップ、S&Dシステムズが開発した画期的な人感センサーが、今まさにビジネスの現場を塗り替えようとしています。代表の足立英規氏が率いる同社は、2019年12月10日現在、カメラを使わずに人の動きを正確に捉える独自の技術で注目を集めているのです。
赤外線を利用した新型センサー「HC001」シリーズの最大の特徴は、単なる動体検知に留まらない点にあります。これまでの一般的なセンサーでは難しかった「人の位置」や「滞在人数」を瞬時に把握できるため、プライバシーに配慮しつつデータの可視化が可能となりました。
ネット上では「カメラだと監視されているようで抵抗があるけれど、これなら安心」「設置が簡単そう」といった期待の声が寄せられています。画像認識システムに比べてデータ負荷が圧倒的に軽く、大規模施設での一括モニタリングにも最適な設計と言えるでしょう。
医療機器開発の経験から生まれた「ユーザーに寄り添う」モノづくり
足立社長は大学卒業後、長らく医療機器メーカーなどの開発現場で研鑽を積んできました。しかし、組織の中で感じる「作り手と使い手の距離感」に疑問を抱き、2017年11月にたった一人でこのS&Dシステムズを設立し、独立の道を歩み始めたのです。
同社の製品に共通するのは、USB接続だけでパソコンに繋げられるという圧倒的な利便性です。専門知識がなくてもすぐにIoTを導入できるこの仕組みは、あらゆるモノがインターネットに繋がる「IoT(アイオーティー)」の敷居を大きく下げてくれるに違いありません。
現在は、展示会のブースごとに集客力を数値化する「興味度ポイント」算出システムの開発も進めています。また、Wi-Fi環境がなくてもLINE経由で侵入者を通知する防犯システムなど、その応用範囲は教育現場からエンターテインメントまで多岐にわたります。
私は、こうした「現場の困りごと」に即座に応える姿勢こそが、日本の製造業を再編する鍵になると確信しています。営業から開発まで全てをこなす足立氏の地道な努力が、今まさに大きな受注という形で結実し始めており、信州発のイノベーションから目が離せません。
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