2020年度税制改正大綱が決定!5G投資とベンチャー支援で日本経済の「攻め」が加速する

2019年12月12日、自民・公明の両党によって2020年度の税制改正大綱が正式に決定されました。今回の改正は、まさにデジタル時代の覇権を握るための「攻めの税制」といえる内容です。目玉となるのは、次世代通信規格「5G」の整備促進や、革新的な技術を持つベンチャー企業への投資を促す減税措置でしょう。

世界を席巻するデジタル化の波と米中貿易摩擦という荒波の中で、日本政府は経済の底上げを最優先課題に掲げました。SNSでは「5Gの普及が早まるのは嬉しい」「大企業の内部留保が社会に回るきっかけになれば」といった、未来への期待を寄せる声が目立っています。停滞感を打破しようとする政府の強い意志が、今回の決定からは読み取れるのです。

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オープンイノベーションで新産業を創出

今回の目玉の一つが「オープンイノベーション促進税制」の新設です。これは、大企業が設立10年未満の未上場スタートアップ企業に対し、1億円以上の出資を行った場合に、その出資額の25%を所得から差し引ける仕組みとなります。これによって、企業が抱え込んでいる膨大な内部留保が、次世代のビジネスを生む「呼び水」になることが期待されます。

ここでいう「オープンイノベーション」とは、自社だけでなく外部の技術やアイデアを組み合わせ、革新的な価値を生み出す戦略を指します。個人的な見解を言えば、これまで自前主義に固執しがちだった日本企業が、この減税を機に柔軟な提携へと舵を切ることは、日本の国際競争力を取り戻すための不可欠なステップになると確信しています。

5G整備の加速と経済安全保障の守り

5Gの通信網整備を後押しするため、2年間の時限措置として強力な減税策も導入されます。政府が認定した安全性の高い事業者が基地局などに投資を行う際、その投資額の15%を法人税から控除できる仕組みです。ドコモやKDDIといった通信大手4社は、2024年度までに合計1兆6000億円規模の投資を計画しており、この制度が整備を劇的に早めるでしょう。

また、この5G減税には「経済安全保障」という側面も隠されています。米国が中国のファーウェイ製品への懸念を示している現状を踏まえ、日本も信頼できるインフラ構築を税制面から支援する狙いがあるのです。インフラの安全性は国家の基盤ですから、単なる景気対策に留まらない、戦略的な一手として高く評価できるのではないでしょうか。

個人の資産形成を支えるNISAの拡充

企業への施策だけでなく、個人の投資を促す仕組みもアップデートされます。人気の「つみたてNISA」は期限が延長され、より長期的な資産形成が可能になりました。2024年からは一般NISAも新制度に移行し、二階建ての構造へと進化します。10月に消費税が10%へ引き上げられたばかりですが、自ら資産を守り育てるための環境が整えられています。

一方で、財政状況に目を向けると、2019年度の税収は当初の想定を2兆円ほど下回る見通しです。減税によって経済を活性化させるのは正攻法ですが、その効果が本当に現れているのかを厳しく検証し続ける姿勢も、私たち国民には求められます。単なる「減税祭り」で終わらせず、日本が再び成長軌道に乗るための確かな投資に繋げたいものです。

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