世界が認めた信頼の証!日本のパスポートが「世界最強」であり続ける理由と意外な課題

2019年12月13日現在、今年も残すところあとわずかとなりました。年末年始の休暇を利用して海外脱出を計画している方も多いのではないでしょうか。そんな海外旅行の必須アイテムといえば「パスポート」ですが、実は私たちの手元にある日本の旅券が、世界で最も価値が高い「最強の1冊」であることをご存知ですか。

イギリスの調査会社「ヘンリー&パートナーズ」が発表した最新データによると、日本は2018年から2年連続で世界1位に輝いています。2019年10月時点で、日本人がビザなし、あるいは現地到着時の申請のみで渡航できる国・地域は190にものぼります。これは世界中のほぼ全ての場所へ、思い立ったらすぐに飛んでいけることを意味しているのです。

スポンサーリンク

「ビザなし」が証明する日本の圧倒的な国際信用力

そもそも「ビザ(査証)」とは、渡航先の国が「この人は入国させて大丈夫だ」と事前に審査して発行する許可証のことです。本来、これを入手するには大使館へ足を運び、複雑な書類を提出する手間と時間がかかります。しかし、日本のパスポートがあれば、多くの国でこのプロセスをスキップできるのです。

なぜこれほどまでに優遇されるのでしょうか。それは日本という国が積み上げてきた「信用」の結果に他なりません。経済力があり、治安が良く、テロや不法就労のリスクが極めて低いと世界から見なされているからです。「日本人は歓迎すべき観光客である」という共通認識が、この自由な往来を支えているといえるでしょう。

SNS上では、海外の空港で日本のパスポートを提示した際、審査官の態度が軟化したり、スムーズに通過できたりしたというエピソードが数多く散見されます。まさに、この紺色や赤色の手帳は、日本人が世界中で信頼されていることを示す「黄金の身分証」として機能しているのです。

世界情勢を映し出す鏡としてのパスポートランキング

ランキングの上位にはシンガポールや韓国といったアジアの国々、そして欧米諸国が並びます。一方で、ロシア(91位)や中国(121位)は日本よりも大幅に順位を下げています。これは、ビザの有無が単なる経済力だけでなく、過去の歴史的背景や国民感情、二国間の友好度合いに深く左右されるためです。

例えば、世界大国であるアメリカであっても、ベトナムやベネズエラへの入国にはビザが求められます。また、開発途上国の中にはビザの発給手数料を貴重な外貨獲得の手段としているケースもあり、国際的な立ち位置がそのまま「旅のしやすさ」に直結しているのが現状といえます。

ここで注目したいのが「相互主義」という考え方です。本来、ビザ免除はお互いに行うのが基本ですが、日本は観光客誘致のために、ブラジルなどのように相手国が日本人に免除したことを受けて戦略的に対応を変えることもあります。外交の駆け引きが、私たちのパスポートの利便性を左右しているのです。

編集者の視点:宝の持ち腐れ?「最強」を手に世界へ出よう

世界が羨む最強のパスポートを持つ日本人ですが、残念な事実もあります。実は日本人のパスポート保有率は約4分の1にとどまり、G7(主要7カ国)の中で最低水準なのです。留学者の減少や内向き志向が叫ばれる昨今、世界からこれほどの信頼を得ている恩恵を、私たちは十分に活かしきれていないのかもしれません。

190もの国々が「日本人ならいつでも来てほしい」と門戸を開いて待ってくれている状況は、決して当たり前ではありません。パスポートは単なる旅行道具ではなく、先人たちが築き上げた日本のブランド力の結晶です。この「世界最強」の特権を手に、もっと多くの人が広い世界へと飛び出していくことを願ってやみません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました