2019年12月24日のクリスマスイブ、東京都江東区に誕生した「有明アリーナ」のサブアリーナが、ついに報道陣へお披露目されました。本施設は2019年12月9日に無事完成を迎え、2020年2月2日の完成披露式典に向けて準備が着々と進んでいます。五輪本番ではバレーボールや車いすバスケットボールの熱戦が期待される中、その舞台裏を支える重要な拠点がベールを脱いだ格好です。
今回公開されたサブアリーナは、選手たちが試合直前の最終調整を行う「ウォーミングアップ」に欠かせない場所となります。SNS上では「いよいよ五輪が近づいてきた実感が湧く」「木の温もりがありそうで素敵なデザイン」といった期待の声が続々と上がっています。アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するための静かな闘志が宿る空間は、どこか神聖な空気感に包まれているようです。
伝統とモダンが融合した「和」のデザインと驚きの収支計画
地上5階建て、総整備費は約370億円という壮大なスケールで建てられたこのアリーナは、随所に日本らしいこだわりが散りばめられています。天井や壁面には約800立方メートルにも及ぶ国産の木材が贅沢に使用されました。これは「木の文化」を象徴する和のテイストを意識した設計で、訪れる人々に温かみと安らぎを与えます。都市部の近代建築の中に、自然の息吹が溶け込んでいるのが最大の特徴でしょう。
機能面でも妥協はなく、メインアリーナではバレーボールコート4面、サブアリーナでも2面を確保できる広さを誇ります。大会終了後の運営についても、年間約3億8千万円という堅実な黒字収支が見込まれている点は特筆すべきでしょう。通常、大規模施設の維持管理費は課題となりがちですが、緻密な収支計画(いわゆるランニングコストの管理と収益化のバランス)が立てられていることは、都民にとっても安心材料と言えます。
オリンピックという祭典が終わった後、メインアリーナは世界的なアーティストのコンサートや国際大会の会場として、文化の発信地へと姿を変えます。一方で、今回注目されたサブアリーナは市民向けのスポーツ教室や小規模なイベントに開放される予定です。トップアスリートが汗を流した同じ床で、未来の子供たちがスポーツを楽しむ光景は、まさに素晴らしいレガシーの形ではないでしょうか。
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