総合重工業メーカーの雄として知られるIHIは、2019年12月27日に新たな門出を予感させる重要な人事異動を公表しました。2020年1月1日付で実施されるこの体制変更では、技術開発の中枢を担う技術開発本部や、海外戦略の要となるグローバル・営業統括本部において、実力派のリーダーたちが新たな役職へと就任します。
今回の発表によれば、技術開発本部の副本部長を務める笠俊司氏が、新たに技術研修所の所長を兼務することとなりました。技術研修所とは、企業の持続的な成長に不可欠な「エンジニアの育成」や「最新技術の継承」を専門に行う機関です。IHIが誇る高度なモノづくりの精神を次世代へ繋ぐため、本部の重鎮が直接舵取りを行うという非常に強い意志が感じられますね。
また、世界を舞台にした営業戦略も一段と強化される模様です。これまで技術開発本部で本部長補佐を務めてきた堀口浩氏が、パリ事務所長およびアルジェリア事務所長へと抜擢されました。欧州と北アフリカの両拠点を一手に引き受ける今回の人事は、同社が推進する「グローバル展開」の加速を象徴する出来事といっても過言ではないでしょう。
さらに、技術研修所で手腕を振るってきた斉藤修氏は、技術開発本部長補佐という立場で組織全体をバックアップする役割に回ります。SNSなどのネット上では、「技術のIHIが現場教育と海外市場に本気を出してきた」といった期待の声が寄せられており、新しい年の始まりとともに組織がどのように活性化していくのか、業界内外から熱い視線が注がれています。
私自身の見解を述べさせていただきますと、今回の人事は単なる入れ替えではなく、技術の深掘りと市場の拡大を両立させる非常にバランスの取れた采配であると確信しています。特にパリとアルジェリアを兼任する体制は、効率的な海外統括を目指す攻めの姿勢が見て取れます。技術力の向上を組織の根幹に据えつつ、世界へ挑む同社の2020年は、さらなる飛躍の年になるに違いありません。
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