医療への信頼を逆手に取った、信じがたい事件が世間を震撼させています。奈良県警奈良署は2020年1月9日までに、医師と偽って女性に乱暴したとして、京都府久御山町に住む無職の萩森健雄容疑者(71歳)を準強制性交の疑いで逮捕しました。
この容疑は、意識を失わせるなどして抵抗が難しい状態に漬け込んで性的暴行に及ぶ重い罪です。現在、容疑者は警察の調べに対して黙秘を続けているとのことですが、幸いにも被害に遭われた女性に怪我は確認されていません。
事件の幕開けは2019年12月中旬、面識のない奈良県内の60代女性の自宅にかかってきた1本の電話でした。男は実在する公立病院のドクターを名乗り、「エイズ(後天性免疫不全症候群)に感染している可能性が高い」と女性の不安を煽ったのです。
エイズとは、HIVというウイルスによって免疫力が極端に低下する深刻な病気です。容疑者はこの病名で脅した上で、「治療にはO型の体液を体内に取り込む必要がある」という荒唐無稽な嘘を吹き込み、女性宅を訪問して治療と称し暴行に及びました。
しかし捜査の結果、男に医療資格や病院での勤務経験は一切ないことが判明しています。SNS上では「卑劣極まりない騙しの手口に言葉が出ない」「公的機関を名乗る不審な連絡には細心の注意を払うべきだ」と、怒りや驚きの声が相次いで噴出しました。
医学的な専門知識を持たない人物が医師を騙り、他人の命の不安を利用して尊厳を傷つける行為は絶対に許されるものではありません。見知らぬ人からの突然の病気に関する通告や、奇妙な医療行為の提案には決して応じず、まずは警察や本物の医療機関へ相談してください。
コメント