日本のエネルギー業界を牽引する大手のJERAが、いよいよ世界に向けて本格的な一歩を踏み出しました。東京電力ホールディングスと中部電力が力を合わせて2019年4月1日に誕生した同社は、国内の火力発電シェアの約半分を占める巨大企業です。そんなJERAが、アラブ首長国連邦(UAE)とフィリピンにおいて、発電所の運営やメンテナンスを支える業務を勝ち取りました。このニュースに対し、SNSでは「日本の高い技術力が世界に認められた」「インフラ輸出の強みを発揮してほしい」といった期待の声が続々と寄せられています。
今回、JERAがUAEで手を組んだのは、現地の主要企業であるアブダビ国営石油です。ここでは、自家発電所を巻き込んだ液化天然ガス(LNG)の出荷基地全体を見守る、大規模な保守・点検のバックアップを行います。LNGとは、天然ガスをマイナス162度まで冷やして液体にしたもので、環境への負担が少ないクリーンなエネルギーとして注目されています。非常にデリケートな設備だからこそ、日本が培ってきた緻密な管理ノウハウが現地でも強く求められているのでしょう。JERAの確かな腕の見せ所となりそうです。
一方、フィリピンでは丸紅と共同で出資している火力発電所を舞台に、保守・点検のサポート事業を展開します。こちらのプロジェクトで特に興味深いのは、現地の作業員を日本の発電所に招き、実際の現場を肌で感じてもらう人材育成の取り組みです。SNS上でも「単に技術を売るだけでなく、現地の人を育てる姿勢が素晴らしい」と、この国際協力の形を称賛する書き込みが目立ちます。こうした草の根の技術交流は、長期的な信頼関係を築く上で、極めて大きな価値を持つのではないでしょうか。
日本国内に目を向けると、少子化の影響によってこれ以上の劇的な電力需要の増加を望むことは難しいのが現実です。しかし、東南アジアをはじめとした海外市場では、経済の発展とともに電気の必要性がますます膨れ上がっています。こうした背景から、JERAは国内で磨き上げた運営スキルを外へ向けて広げ、新たな利益の柱に育てようと挑戦しています。成長が停滞する国内市場に甘んじることなく、需要が旺盛な世界へと果敢に打って出るこの経営判断は、非常に理にかなった素晴らしい戦略だと感じます。
JERAの強みは、何といっても国内26カ所に及ぶ発電所と、6700万キロワットという圧倒的な発電容量を誇る実績にあります。さらに同社は、トヨタ自動車が誇る業務効率化の代名詞「カイゼン」の手法を導入しました。これにより、火力発電の定期点検にかかる日数をこれまでの半分に縮めるという、驚くべき目標に向かって突き進んでいます。無駄を徹底的に削ぎ落とす日本独自の「カイゼン」が世界の発電所で活かされれば、地球規模でのエネルギー効率の向上にもきっと貢献できるでしょう。今後の展開が本当に楽しみです。
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