【台風で倒壊】茨城県の原子炉「JMTR」冷却塔、木材の腐食が原因と判明!SNSでも驚きの声が広がる理由とは?

2019年9月に発生した台風15号の猛威によって、茨城県にある日本原子力研究開発機構の材料試験炉「JMTR」で木造の2次冷却塔が倒壊した問題。この衝撃的な出来事について、機構側は驚くべき調査結果を明らかにしました。実は、強風による巨大な荷重を支えるべき重要な木材17本のうち、3本が腐食によってほぼ機能を失っていたのです。

調査報告書によれば、倒壊の決定打となったのは「筋交い(すじかい)」と呼ばれる部分の劣化でした。筋交いとは、建築物の柱と柱の間に木材を斜めに交差させて取り付ける補強材のことで、地震や強風による横揺れを防ぐ極めて重要な役割を持っています。この建物の要とも言えるパーツが、内側からボロボロに傷んでいたことが判明しました。

では、なぜこれほどまでに劣化が進んでしまったのでしょうか。JMTRは2006年以降、運転を停止した状態が続いていました。稼働が止まったことで、木材の内部に雨水が浸入した後に乾燥するという悪循環が何度も繰り返され、菌が繁殖して木を腐らせる「腐食」が急激に進行しやすい過酷な環境が作られてしまったと分析されています。

この発表を受けて、SNS上では「木造の冷却塔があることに驚いた」「稼働していない施設だからこそ、日頃のメンテナンスや点検体制が盲点になっていたのではないか」といった、驚きや不安を露わにする声が数多く投稿されています。日常的な安全管理の難しさを改めて浮き彫りにした形と言えるでしょう。

私は今回の事象について、非常に深刻な教訓を含んでいると感じています。原子力関連施設においては、たとえ休止中の設備であっても、自然災害を想定した厳格な維持管理が欠かせません。形骸化した点検を見直し、目に見えない構造の劣化を早期に発見する仕組み作りを徹底することが、今後の安全神話を維持するために不可欠です。

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