ドライバーの皆様の間で、愛車を守るための自己防衛意識がこれまで以上に強まっています。カー用品店や家電量販店の店頭では、ドライブレコーダー(通称:ドラレコ)の売れ筋価格が急上昇しているようです。なんと、最近1年間で1万円ほども平均価格が跳ね上がり、現在は2万円から3万円前後の商品に人気が集中しています。
SNS上でも「万が一のトラブルを考えると、少し高くても信頼できるモデルを選びたい」「後ろからの危険な運転もしっかり記録したい」といった声が相次いでおり、予算を上げてでも安心を買い求める動きが顕著です。
高まる防犯意識と進化する機能
この価格上昇を力強く牽引しているのが、前後の状況を同時に記録できる「2カメラタイプ」と呼ばれる高機能なモデルです。これまではコストパフォーマンスを重視した前方のみを撮影するタイプが主流でしたが、あおり運転による悲しい事故の報道が増えたことで、潮目が大きく変わりました。
2019年10月から12月にかけてのデータを見ますと、大手カー用品店での平均価格は前年の同じ時期と比べて35%もアップしました。それと同時に、販売台数自体も17%増加しており、市場はまさに活況を呈していると言えます。
ここで専門用語について少し補足しておきましょう。ドライブレコーダーとは、車が走行している最中の映像や周囲の音声を自動的に記録し続ける電子機器のことです。元々はタクシーにおける乗客とのトラブル防止や、事故時の過失割合(どちらにどれだけの責任があるかという割り振り)を正確に証明するために普及が始まりました。
それが現在では、ドライバーの身を守るための必須ツールとして、一般の自家用車にも急速に浸透しています。最近では特約としてドラレコのレンタルや設置がセットになった自動車保険も登場しており、普及をさらに後押ししているようです。
今後のトレンドは360度カメラへ
調査会社の分析によると、2019年12月におけるドラレコの平均価格は税抜きで1万6100円となり、前年の同じ月と比べて14%も上昇しました。今後は、前後だけでなく車の横方向や車内の様子まで丸ごと記録できる「360度カメラ」の需要もさらに高まると予想されています。
3万円を超えるような最先端モデルを選ぶ方が増えれば、店頭の売れ筋価格は今後もさらに上がっていくでしょう。国内の大手メーカーであるJVCケンウッドやコムテック、ユピテルなども、この旺盛な需要に応えるために増産体制を整えつつある状況です。
このように市場が変化する中で、私は単に流行に乗るだけでなく、画質の鮮明さや夜間ルートでの見やすさといった実用性を厳しく見極める視点が大切だと考えます。高価な買い物だからこそ、本当に自分の運転環境に必要なスペックを備えているかどうかを冷静に判断し、賢い選択をしていきたいものです。
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