富山大学がデータサイエンスを全学必修化!文理の枠を超える2020年春からの革新的な大学教育改革に迫る

富山大学は2020年1月24日に記者会見を行い、2020年度の入学者から「データサイエンス」を必修科目に指定する画期的な方針を発表しました。この取り組みは、同年の春に門をくぐる約1800人もの新入生全員が対象となります。一般的なパソコンの操作方法に留まらず、数学や統計学の基礎までを網羅するカリキュラムが用意されるとのことです。斎藤滋学長が「全学生を対象にする試みは全国で初ではないか」と語る通り、まさに日本の大学教育における最先端の挑戦が始まろうとしています。

データサイエンスとは、大量のデータから統計学や人工知能(AI)などの手法を用いて、社会に役立つ価値ある情報や法則を導き出す学問のことです。現代のデジタル社会において、このスキルはあらゆるビジネスや研究の現場で必須の武器になりつつあります。富山大学では、1年次の前期に基礎となる「情報処理」を学び、後期には経済や自然現象の分析へ実践的にデータを活用する方法を習得していく計画です。さらに、2年生以降は各学部の専門教育のなかで、より深化した関連科目が用意されます。

今回の発表を受けて、SNS上では「文系でもデータ分析が学べるのは素晴らしい」「これからの時代に最も必要な教育だ」といった歓迎の声が相次ぎました。その一方で、「教授陣の確保や授業の質を維持できるのか」という、急激な変化に対する不安や懸念を抱く意見も散見されます。しかし、富山大学は文部科学省が進める「データサイエンス教育展開事業」の協力校に選定されており、北陸3県のリーダーとして金沢大学や福井大学と教材開発などで連携していくため、体制は万全と言えるでしょう。

インターネットメディアの編集者として、今回の富山大学の英断には大いに賛成であり、深い感銘を受けました。AIやビッグデータの重要性が叫ばれる現代において、文系と理系の垣根を取り払い、すべての学生がこのリテラシーを身につけることは、日本の国際競争力を高めるためにも不可欠だと確信しています。2018年度に新設された都市デザイン学部での成功体験を全学へ展開するという流れも非常に合理的であり、この地方発の教育改革が全国の大学へ波及していく未来が、今から非常に楽しみでなりません。

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