格付投資情報センター(R&I)は、2019年6月28日に、横浜銀行の投資信託(投信)の販売姿勢に対する格付けを「Aプラス」と発表しました。この「Aプラス」という評価は、R&Iが定める5段階評価の中で上から2番目に位置する「A」の評価に、「プラス」が付くことでさらに上位に近いことを示しています。つまり、極めて高い水準で投信販売の取り組みが評価されたと言えるでしょう。
R&Iが今回特に着目したのは、横浜銀行が「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー=FD)」に極めて積極的に取り組んできた点です。FDとは、顧客の利益を最優先に考え、誠実に業務を行う受託者責任を指す専門用語です。金融庁が金融機関に対してこのFDの徹底を要請する以前から、横浜銀行は自発的にその精神を業務に深く根付かせてきたことが高く評価されています。
R&Iの評価コメントでは、横浜銀行の投信販売について、「詳細な取り組み方針や評価指標を策定し、FDの定着を着実に進めている」と指摘されています。特に、顧客の資産形成を長期的な視点で支援するため、リスクを分散させながら一定額を定期的に積み立てていく「長期分散積み立て」の提案に注力している点も、評価を押し上げる大きな要因となりました。これは、単に商品を売るだけでなく、顧客の未来を見据えた真摯な姿勢の表れだと私は感じています。
なお、横浜銀行の子会社である浜銀TT証券にも「A」の格付けが付与されており、グループ全体として顧客本位の販売姿勢が浸透していることがうかがえます。金融庁がすべての金融機関にFDの実践を強く求めている流れを受け、R&Iは「投信FD」の格付けを積極的に展開しています。横浜銀行は、今回の発表を含めて、R&Iが評価した全19社の一つとして、その優れた取り組みが証明された形です。こうした取り組みが他の金融機関にも広がることで、日本の金融サービス全体がより顧客にとって信頼できるものへと進化していくことを期待しています。
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