新たな時代の幕開けとなった「令和」の熱狂が、私たちの身近なショッピングモールにも大きな実りをもたらしました。イオンモールが2019年07月04日に発表した最新の連結決算によりますと、2019年03月01日から2019年05月31日までの期間において、最終的な儲けを示す「純利益」が前年を上回る79億円に達したことが明らかになりました。
これは前年の同じ時期と比べて1%の増加にあたり、国内外での積極的な展開が数字として証明された形です。ここで少し専門的な言葉を整理しておきましょう。「連結決算」とは、親会社だけでなく子会社も含めたグループ全体の成績表のようなものを指します。また「純利益」は、売上から全ての経費や税金を差し引いた、いわば会社の手元に残る「本当の利益」のことです。
この数字がプラスを維持している事実は、イオンモールが非常に健全で勢いのある経営を続けている証拠と言えるでしょう。
アジア市場を席巻するイオンモールのブランド力
今回の好決算を牽引した大きな要因の一つは、海を越えたアジア地域での快進撃にあります。特に中国や東南アジア諸国では、日本式のきめ細やかなサービスを強みにした商業施設が現地の方々に高く支持されているようです。現地の消費者のニーズを的確に捉え、生活に欠かせないインフラとしての地位を確立したことが、今回の力強い収益基盤となりました。
一方、国内に目を向けても非常に興味深い動きが見られました。2019年05月01日の改元に伴い、日本中が祝賀ムードに包まれた10連休という異例の大型連休が、モール全体の売り上げを大きく押し上げたのです。遠出を控えて近場のイオンモールで家族との時間を楽しむ、いわゆる「安近短」なレジャー需要を完璧に取り込んだ戦略は見事というほかありません。
SNS上でもこの盛り上がりは顕著で、「連休中のイオンはどこもいっぱいで活気がある」「中国旅行中に行ったイオンが日本以上に豪華で驚いた」といった驚きと喜びの声が数多く投稿されていました。また、新時代「令和」の記念セールに足を運んだというユーザーも多く、ネット上でもその存在感の大きさが改めて浮き彫りになっています。
筆者の個人的な見解としては、イオンモールは単なる買い物の場を超え、今や国境を越えた「コミュニティの拠点」へと進化していると感じます。国内の祝事イベントを追い風にするだけでなく、成長著しいアジア市場へいち早く種をまき、それを確実に収穫へと結びつけている経営判断は非常に鋭いものです。今後もグローバルな視点での成長から目が離せそうにありません。
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