【激震】テンセント傘下の閲文集団、利益22%減で株価が急落!2019年電子書籍市場の転換点か?

2019年08月14日の香港株式市場に、激震が走っています。中国の電子書籍プラットフォームとして圧倒的なシェアを誇る閲文集団(チャイナ・リテラチャー)の株価が、前日の決算発表を受けて大幅に値下がりしました。投資家たちの間では、同社のこれまでの急成長にブレーキがかかったのではないかという懸念が急速に広がっているようです。

2019年08月12日の取引終了後、同社が公表した2019年01月から06月期の半期決算の内容は、市場の期待を大きく裏切るものでした。売上高こそ成長を維持しているものの、最終的な儲けを示す「純利益」が、前年の同じ時期と比べて22%も減少してしまったのです。具体的な金額としては3億9200万元に留まり、この想定外の失速が市場にショックを与えました。

ここで専門用語を少し紐解いておきましょう。「純利益」とは、企業が稼いだすべての売上から、人件費や広告費、税金などのあらゆるコストを差し引いて、最終的に手元に残った「本当の利益」を指します。一方、今回株価に影響した「市場予想」とは、証券会社のアナリストなどが事前に予測した業績の目安のことで、これを下回ると「期待外れ」と見なされて株が売られやすくなるのです。

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SNSでは「課金モデルの限界」を指摘する声が噴出

今回の急落を受けて、SNS上でも多くのユーザーや投資家が反応を示しています。「これまでの有料で小説を読むスタイルが、無料アプリの台頭で厳しくなっているのではないか」という意見が目立ちます。中国では最近、広告を見ることで無料で小説が読める競合サービスが急成長しており、閲文集団の強みであった有料購読モデルが岐路に立たされていることが伺えるでしょう。

また、投資家界隈からは「テンセントという巨大な後ろ盾があっても、この減益幅は無視できない」といった厳しい声も上がっています。同社が保有する膨大な人気作品(IP)をドラマや映画に展開するスピードが、市場の期待に追いついていないという指摘も散見されました。これまで「成長し続けるのが当たり前」と思われていたスター企業の苦境に、ネット上は騒然とした雰囲気に包まれています。

編集者としての私の視点では、今回の決算は単なる数字の悪化ではなく、中国のコンテンツビジネスにおける「ゲームのルールの変化」を象徴していると感じます。かつては質の高い作品を囲い込み、有料で提供すればユーザーは付いてきました。しかし2019年現在の市場は、無料モデルとの熾烈なシェア争いに突入しており、ユーザーの可処分時間をいかに奪うかという厳しい競争環境にあるのです。

今後の鍵を握るのは「IPの多角化」と「適応力」

閲文集団には、中国最大級のオンライン小説プラットフォームとしての底力があるのは間違いありません。しかし、今回の純利益の減少は、既存のビジネスモデルに依存しすぎることの危うさを露呈したと言えるのではないでしょうか。今後は、単なる書籍販売に留まらず、アニメ化やゲーム化といったIP(知的財産)の二次利用をいかに加速させ、収益の柱を増やしていくかが運命を分けるはずです。

現在、2019年08月14日時点の市場は冷ややかですが、これは同社への期待の裏返しでもあります。もし同社がこの苦境をバネにして、新たな収益モデルを確立できれば、再び投資家たちの信頼を勝ち取ることができるでしょう。今はまさに、中国のエンターテインメント業界全体が、質的な変化を求められている重要な時期に差し掛かっていると確信しています。

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