2019年07月29日、国際社会の視線がアジアの動向に注がれています。ポンペオ米国務長官は、2019年07月30日からタイ、オーストラリア、そしてミクロネシアの3カ国を巡る重要な外交の旅へと出発します。この歴訪は、アジア地域における米国のプレゼンスを改めて誇示し、影響力を強める中国やロシアをけん制する狙いがあるようです。緊迫する情勢の中、自由で開かれた地域の安定をいかに維持するかが大きな課題となるでしょう。
最初の訪問地であるバンコクでは、東南アジア諸国連合(ASEAN)に関連する一連の会議に出席する予定です。ASEANとは、東南アジア10カ国が経済や安全保障で協力し合う地域組織を指し、アジアの安定には欠かせない存在といえます。今回の会合では、中国による軍事拠点化が深刻な問題となっている南シナ海情勢や、依然として不透明な北朝鮮の核問題が議論のテーブルに載る見通しなのです。米国がいかにして各国との結束を固めるのか、その手腕が試されています。
一方で、今回の歴訪で最も関心を集めているトピックの一つが、激化する日本と韓国の対立に対する米国の姿勢です。日本の輸出管理の運用見直しをきっかけに、両国の溝はかつてないほど深まっており、安全保障面への悪影響も懸念されています。輸出規制とは、兵器転用の恐れがある物品などの輸出を政府が管理する仕組みですが、これが外交問題にまで発展しているのです。この「日韓の不協和音」に対して、ポンペオ氏がどのような仲裁のメッセージを発信するのかに注目が集まります。
SNS上でもこのニュースは大きな話題となっており、「日韓関係がこれほど冷え込む中、アメリカがどう動くのか気になる」「南シナ海の問題も含め、アジアの平和には米国の関与が不可欠だ」といった声が多く上がっています。また、中ロの動きを警戒するユーザーからは「自由で開かれたインド太平洋を守るための強い姿勢を見せてほしい」という期待と不安が入り混じった投稿も目立つのです。こうした民意の盛り上がりは、それだけ現状への危機感が強いことの裏返しだと言えるでしょう。
編集者としての私の意見ですが、今の米国には単なる「仲裁役」以上の役割が求められていると感じます。日韓両国は米国にとってアジア戦略の要であり、この両輪が機能不全に陥ることは、結果として中国やロシアに隙を与えることに繋がりかねません。ポンペオ氏には、目先の対立解消だけでなく、地域の民主主義と安定を守り抜くための力強いビジョンを提示してほしいと願っています。米国が同盟国との信頼をどう再構築していくのか、その第一歩となる歴訪になることを期待しましょう。
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