日本の地方自治をリードする「全国知事会」において、歴史的な新体制が幕を開けようとしています。2019年08月23日、現職の上田清司会長(埼玉県知事)の退任に伴う次期会長選挙が実施され、徳島県の飯泉嘉門知事が無投票で当選を果たすことが確定いたしました。四国地方の知事がこの重責を担うのは史上初めての出来事であり、地域行政の新たな風を感じずにはいられません。
今回の選出で特筆すべきは、飯泉氏に対する圧倒的な支持の厚さでしょう。過去3番目に多い記録となる30府県もの知事が推薦人に名を連ねており、党派や地域の枠を超えた期待が寄せられています。全国知事会とは、47都道府県の知事が集まり、国への提言や広域的な課題解決を図る組織ですが、これほど多くのリーダーから背中を押された飯泉氏の手腕には、各界から熱い視線が注がれています。
SNS上でもこのニュースは大きな話題となっており、「IT先進県として知られる徳島から会長が出るのは心強い」「地方の声を力強く国に届けてほしい」といった期待の声が続出しました。飯泉知事といえば、光ファイバー網の整備などデジタル化をいち早く推進した人物として知られています。その突破力が、停滞する地方経済の起爆剤になると信じるファンが多いのも頷ける話ではないでしょうか。
四国初のリーダーが挑む「地方創生」の新たなステージ
飯泉氏は2019年09月03日に東京都内で開催予定の全国知事会議にて、正式に新会長として選出される運びです。任期は2021年09月までの2年間となっており、まさに令和の幕開けとともに重責を担うことになります。これまで中央集権的な動きが強かった中で、四国という「地方の最前線」から会長が誕生する意義は、私たちが想像する以上に大きな価値を持っていると感じます。
個人的な見解を述べさせていただくなら、飯泉氏にはぜひ「東京一極集中」の是正に大胆に切り込んでいただきたいと考えています。徳島県で見せてきたような、ICT(情報通信技術)を駆使して場所を選ばない働き方を実現する「サテライトオフィス」の普及などは、日本全体のモデルケースになるはずです。地方が単なる国の下請けではなく、自立した個性を持つための舵取りを期待してやみません。
これからの2年間、飯泉新会長が率いる全国知事会が、どのようなメッセージを政府や国民に発信していくのか目が離せません。現場を知り尽くした知事たちが一丸となり、私たちの暮らしに直結する課題を解決していく姿を応援したいものです。まずは2019年09月の正式就任を、全国の期待とともに静かに見守りましょう。地方の逆襲は、ここから本格的に始まるのかもしれません。
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