ユニクロが7月に苦戦!?記録的な長雨と低温が直撃した国内売上10%減の真相と今後の展望

2019年08月05日、アパレル業界に衝撃が走るデータが発表されました。国内ユニクロを展開するファーストリテイリングによれば、7月の国内既存店売上高が前年同月比で10%も減少したとのことです。この「既存店売上高」とは、開店から1年以上が経過した店舗の数字を比較した指標で、ブランドの真の勢いを示す重要なバロメーターとして知られています。マイナスを記録するのは2カ月ぶりですが、これほどの大幅な下落は実に9カ月ぶりの事態となります。

売上低迷の最大の要因は、私たちが日々実感していた異例の気象条件にあります。2019年の7月は、日本列島を記録的な長雨と低温が襲いました。本来であれば夏本番を迎え、半袖や夏物衣料が飛ぶように売れる時期ですが、厚い雲に覆われた空の下では、人々の購買意欲もなかなか盛り上がりませんでした。季節外れの肌寒さが続いたことで、夏の装いを楽しむ余裕が奪われてしまったといえるでしょう。

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夏の大黒柱「エアリズム」がまさかの大苦戦

特に影響を大きく受けたのが、ユニクロが誇る高機能商品たちです。汗を素早く乾かし、さらりとした肌触りを維持する「エアリズム」や、カップ付きで一枚でも快適に過ごせる「ブラトップ」といった主力アイテムの販売が伸び悩みました。これらの商品は暑い夏を快適に過ごすための「機能性肌着」と呼ばれ、夏のユニクロを支える屋台骨ですが、気温が上がらなければその真価を発揮する機会も少なくなってしまいます。

SNS上でも、この異常な天候に対する悲鳴が相次いでいます。「今年はまだ長袖を片付けられない」「エアリズムを買うつもりだったけれど、寒くて結局パーカーを買ってしまった」といった投稿が目立ち、季節感の狂いが消費行動に直結している様子が伺えます。客数も5.8%減少しており、約1年ぶりの大きな落ち込みとなった背景には、雨の日が続いたことで外出そのものを控える消費者が多かったことも関係しているはずです。

編集部としては、今回の数字は決してユニクロのブランド力が衰えた結果ではないと考えています。むしろ、衣料品ビジネスがいかに天候という予測困難なリスクに左右されるかを改めて浮き彫りにした形です。これまでの不振はあくまで「冷夏」による一時的な停滞であり、梅雨明けとともに訪れる猛暑によって、溜まっていた夏物需要が一気に爆発する可能性は十分にあります。今後のV字回復を期待しながら、ユニクロの次なる戦略に注目していきたいところです。

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