2019年6月14日金曜日より、京都国立近代美術館で「トルコ至宝展 チューリップの宮殿トプカプの美」が開催されます。この展覧会は、何百年にもわたり大帝国として栄華を極めたオスマン帝国(1299年頃〜1922年)の、息をのむような優美な宮廷文化を体感できるまたとない機会となるでしょう。その象徴として特に愛された花が、私たちがよく知るチューリップなのです。この華やかな花が持つ意味や、美術工芸品に込められた想いに触れられる貴重な展示に、早くもSNSでは「これは絶対に見に行くべき」「トプカプ宮殿の宝物なんて夢みたい!」といった期待の声が多く寄せられています。
オスマン帝国とは、アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸にまたがり、最盛期には広大な領土と強大な軍事力を誇ったイスラム王朝です。彼らの都だったイスタンブールにあるトプカプ宮殿は、歴代スルタン(皇帝)が暮らした場所であり、帝国の中枢を担った政治・文化の中心地でした。本展では、そのトプカプ宮殿博物館に所蔵されている貴重な宝物や美術工芸品など、およそ170点が展示されます。その中でも、特に目を引くのが、繊細なチューリップ文様があしらわれた逸品の数々です。
チューリップは、実はトルコが原産とされており、オスマン帝国時代には「ラーレ」と呼ばれ、非常に大切にされていました。この花は、愛や富、そして神への献身を象徴するとされ、宮廷文化において欠かせないモチーフとなります。例えば、16世紀末に制作された「宝飾手鏡」(トプカプ宮殿博物館蔵)に刻まれたチューリップ文様は、当時の職人たちが持つ高度な技術と、オスマン帝国の華麗な美意識を物語っていることでしょう。この華やかで気品ある意匠を見ていると、まるで時間旅行をして、当時の宮廷の息遣いを感じられるような気持ちになりますね。
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「トルコ至宝展」の会期は、2019年6月14日金曜日から7月28日日曜日までとなっています。休館日は月曜日ですが、7月15日月曜日は開館し、翌16日火曜日がお休みとなりますのでご注意ください。開館時間は午前9時30分から午後5時までですが、6月の金曜日と土曜日は午後8時まで、7月の金曜日と土曜日は午後9時までと、夜間開館が実施されるのが嬉しいポイントです。閉館時間の30分前まで入館できますので、お仕事帰りや週末の夜に、じっくりとオスマン帝国の美を堪能するのも素敵な体験でしょう。
観覧料は、一般が1,500円です。主催は日本経済新聞社などで、問い合わせは京都国立近代美術館(電話075-761-4111)にて受け付けています。このような大規模な国際展は大変人気が高いため、特に週末や会期終盤は混雑が予想されます。鑑賞時間をたっぷりと確保し、ゆったりと展示を楽しむためには、比較的空いているとされる平日の午前中か、もしくは夜間開館の時間を狙ってみるのが得策かもしれません。華やかなチューリップのモチーフに彩られたオスマン帝国の至宝を、ぜひこの機会にご自身の目で確かめてみてください。
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