新潟県の観光シーンが、かつてないほどの熱気に包まれています。2019年8月29日に県が発表した最新の調査結果によれば、2018年1月1日から2018年12月31日までの1年間で、新潟を訪れた観光入り込み客数は延べ7482万人に達しました。これは前年と比較して3.2%もの増加を記録しており、地域の魅力を再発見する大きな波が押し寄せているといえるでしょう。
この驚異的な数字を支えた大きな要因の一つが、世界最大級の国際芸術祭として知られる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催です。ここでいう「入り込み客数」とは、観光地に足を踏み入れた人の数を集計した指標であり、地域の活気を測るバロメーターとなります。SNS上でも「里山に溶け込むアートがSNS映えする」と若年層を中心に話題となり、日本国内のみならず海外からも熱い視線が注がれました。
アートと新施設が牽引!魚沼地域が驚異の伸びを見せた理由
エリア別で特に注目すべきは、大地の芸術祭のメイン会場となった魚沼地域でしょう。この地域の伸び率は前年比で10%増という突出した数字を叩き出しており、イベントがいかに強力な集客力を持っているかを証明しました。単なる観光地の見学にとどまらず、自然と現代美術を融合させた体験型コンテンツが、現代の旅行者のニーズに合致したといえるのではないでしょうか。
また、上越市に誕生した「市立水族館 うみがたり」のグランドオープンも、2018年における新潟観光の起爆剤となりました。日本海を背景にしたダイナミックな展示は、ファミリー層やカップルから絶大な支持を集めています。TwitterなどのSNSでは「マゼランペンギンとの距離が近すぎる!」といった驚きや感動の声が溢れ、リピーターを増やすきっかけとなっている様子が伺えました。
編集者の私見として申し上げれば、今の新潟は「伝統的な温泉・食」という強みに加え、「現代アート・体験型施設」という新しい軸を見事に確立したと感じます。かつてのスキーブームに依存した観光モデルから脱却し、年間を通じて楽しめる多角的な魅力を発信できている点は非常に評価できるでしょう。今後もこの勢いを維持するためには、一時的なブームで終わらせない継続的な仕掛け作りが期待されます。
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