2019年09月20日に開幕を控えるラグビーワールドカップ(W杯)に向けて、開催都市の一つである埼玉県熊谷市では、街全体がこれまでにない熱気に包まれています。2019年09月06日には、日本代表のさらなる飛躍を願う壮行試合が行われ、市役所近隣の広場では本番の熱狂を一足早く体感できるパブリックビューイングが開催されました。この世界的なスポーツの祭典を絶好の機会と捉え、観光客の誘致や地域経済の活性化に繋げようとする地元の期待感は、最高潮に達していると言えるでしょう。
SNS上では「熊谷の盛り上がりが凄まじい」「パブリックビューイングの熱気が本戦さながらで鳥肌が立った」といった投稿が相次ぎ、ファンたちの期待の声が溢れています。こうした熱狂の中心地となるのが、JR熊谷駅から歩いて8分ほどの場所に位置する「コミュニティひろば」です。大会期間中、ここには「ファンゾーン」と呼ばれる、試合の生中継を大型スクリーンで楽しむだけでなく、文化交流や飲食も楽しめる特別なイベントスペースが設置され、ラグビーファンが集う聖地となる予定です。
五感で楽しむファンゾーンと地域一体の「おもてなし」
このファンゾーンでは、日本代表戦を含む合計22試合のパブリックビューイングが実施されるほか、実際にラグビーボールに触れてパスなどを体験できるアクティビティコーナーも用意されています。さらに、熊谷が歩んできたラグビーの歴史を深く知ることができるギャラリーや、地元ならではの美食を堪能できる飲食店も軒を連ねる計画です。ラグビー初心者の方でも、ルール解説や見どころを紹介するトークショーなどが充実しているため、安心して競技の魅力に浸ることができる仕組みになっています。
2019年09月06日のテスト運営では、午後3時の開場とともに多くのファンが詰めかけ、対戦相手である南アフリカ共和国の国歌を合唱するなど、国際色豊かな盛り上がりを見せました。現場で準備に奔走するスタッフからは「2万人を超える方々が訪れるこの貴重な機会を逃さず、最高のおもてなしを提供してリピーターを増やしたい」という力強い言葉が聞かれました。私個人としても、こうした市民一人ひとりの熱量が、単なるスポーツイベントを超えた地域の絆を育んでいると感じ、非常に胸が熱くなります。
経済効果を最大化するための工夫も随所に見られます。駅からスタジアムまでの約3.5キロメートルに及ぶ通称「ラグビーロード」沿いの魅力を詰め込んだマップが制作され、観戦前後の散策を促す仕組みが整えられました。さらに秩父鉄道では「SLラグビー応援号」を運行し、車内での英語による観光案内や地酒の販売を行うなど、インバウンド(訪日外国人客)への対応も万全です。ラグビーというスポーツを通じて、熊谷の魅力が世界中に発信される瞬間は、もう目の前まで迫っています。
コメント