日本画の巨匠として今なお多くの人々を惹きつけてやまない東山魁夷。その創作の源泉に触れられる待望の展覧会「東山魁夷のスケッチ」展が、2019年09月14日より京都のアサヒビール大山崎山荘美術館にて幕を開けます。本展では、彼が北欧やドイツ、オーストリアの旅路で出会った風景を、情感豊かに描き留めたスケッチを中心に100点もの作品が公開される予定です。
今回の見どころは、完成された大作とは一味違う、画家の瑞々しい感性が直接投影された「スケッチ」という表現形式にあります。スケッチとは、画家が目の前の光景から受けた感動や構図の構想を素早く描き写す下書きのようなものですが、東山の筆致にかかれば、それ自体が一つの完成された詩のように見る者の心へ語りかけてくるでしょう。欧州の古い町並みが持つ独特の静謐さが、彼の目を通してどのように解釈されたのか非常に興味深いですね。
歴史ある洋館で味わう、時を超えた欧州の旅情
会場となる大山崎山荘美術館は、大正から昭和初期にかけて建てられた趣ある建築物として知られており、東山が描くヨーロッパのクラシックな世界観と見事に共鳴します。SNS上では「魁夷の青と美術館の雰囲気が絶対に合う」「秋の京都旅行の目的地にしたい」といった期待の声が早くも上がっており、美術ファンだけでなく、歴史的建造物を愛する層からも熱い注目を浴びているようです。
開催期間は2019年09月14日から2019年12月01日までとなっており、会期中には展示替えも行われるため、何度足を運んでも新しい発見が待ち受けているに違いありません。開館時間は午前10時から午後5時までで、月曜日が休館日ですが、11月18日や11月25日のように特別に開館する日も設けられています。季節が深まる京都の風景と共に、東山魁夷が旅した異国の空気に浸ってみるのはいかがでしょうか。
個人的な見解としては、東山魁夷の作品が持つ「祈り」にも似た静けさは、喧騒から離れたこの山荘美術館でこそ真価を発揮すると確信しています。彼が旅先で見つめた石畳の道や古城のシルエットは、時を経ても色褪せない普遍的な美しさを私たちに教えてくれるでしょう。一般900円という観覧料で、巨匠の視点を追体験できるこの機会は、まさに現代人にとって最高の心の保養となるはずです。
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