2019年6月13日の東京外国為替市場、皆様はいかがお過ごしでしょうか。本日の円相場は、一言で言えば「もみ合い」の展開を見せています。明確な方向感が出にくい状況下で、投資家の迷いがチャートにも表れているようです。その主たる要因となっているのが、依然として解決の糸口が見えない英国の欧州連合(EU)離脱、いわゆるブレグジットを巡る不透明感です。
市場では、この英国情勢への懸念から英ポンドが対ドルで売られる展開となりました。通貨の世界では、ある通貨が売られると、相対的に別の通貨が買われるというシーソーのような関係があります。今回の場合、ポンド安の流れがドル買いを誘発し、その余波が円相場にも波及したのです。結果として、円を売ってドルを買う動きが一時的に先行しました。
材料不足で方向感を欠く展開
しかしながら、そのまま円安・ドル高が加速するかと思いきや、市場は冷静さを取り戻しています。円をさらに売り込むための決定的な材料、すなわちニュースや経済指標といった「決め手」に欠けているのが現状です。そのため、一度は売られた円が買い戻される動きも見られ、相場は行ったり来たりのレンジ相場を形成しています。
東京市場の12時時点での相場を確認しておきましょう。ドル・円は1ドル=108.230円から108.235円近辺で推移しており、前日比で見ると約8銭の円高水準です。一方、ユーロ・円は1ユーロ=122.22円から122.24円と、こちらは59銭ほどの円高となっています。全体として、小幅な値動きに留まっていることが数字からも読み取れます。
SNSでの反応と編集後記
こうした煮え切らない相場展開に対し、SNS上でもトレーダーたちの嘆きや困惑の声が散見されます。「方向感なさすぎて手が出せない」「ブレグジット関連のニュースに振り回されるのはもう疲れた」「108円台での攻防が長い」といった書き込みが多く、多くの市場参加者が様子見ムード、あるいは短期的な売買に徹している様子がうかがえます。
私個人の見解としては、政治的な不確実性が経済活動の足を引っ張る典型的な相場だと感じています。特に為替市場は「思惑」で動きやすいため、実体経済のニュースがない日は、こうした政治リスクに過敏に反応しがちです。今は無理にポジションを持つよりも、英国や米国の動向をじっくりと見極める「待つ勇気」も、投資家には必要とされる局面ではないでしょうか。
コメント