名門、お茶の水女子大学附属中学校という静謐な学び舎で、信じがたい事態が明らかとなりました。2019年11月29日、同大学は所属する30代の男性教諭が、2年生の男子生徒2名に対して暴力行為を働き、重傷を負わせたとして停職1か月の懲戒処分を下したことを公表したのです。
事件が発生したのは、2019年9月12日の放課後のことでした。当時は文化祭を控えた活気ある準備期間中であり、校内は独特の熱気に包まれていたはずです。そんな折、教諭が別の生徒を指導していた際、その様子を見ていた被害生徒たちの態度が気に食わないという理由で、突如として激しい暴行が加えられました。
この暴力の結果、1人の生徒は肋骨にひびが入るという全治を要する怪我を負い、もう1人の生徒も打撲や擦り傷を負う事態となりました。教諭が教育の場で行った行為としてはあまりに過激であり、感情を制御できなかった代償は極めて大きいと言わざるを得ません。SNS上では「教育者の風上にも置けない」「名門校でもこんな野蛮なことがあるのか」と、驚きと怒りの声が渦巻いています。
今回、大学側は「遺憾」の意を表明し、再発防止を誓っています。しかし、肋骨にひびが入るほどの「蹴る」という行為は、もはや指導の範疇を大きく逸脱した「体罰」であり、法的にも暴行罪や傷害罪に該当しうる重大な過ちです。生徒の心に刻まれた恐怖は、身体の傷以上に深いものとなるでしょう。
高まる教育現場への不信感とこれからの課題
現在、この中学校には秋篠宮家の悠仁さまも通われていることから、世間の注目度は極めて高くなっています。学校側には、全生徒が安心して学べる環境を維持する重い責任があるはずです。一部のSNSユーザーからは、処分が「停職1か月」に留まっていることに対し、「甘すぎるのではないか」という批判的な意見も散見されます。
私は、たとえどのような状況であっても、教育者が生徒に拳や足を向けることは断じて許されないと考えます。指導の熱意が暴走したという言い訳は通用しません。今の時代に求められているのは、威圧感で生徒を従わせることではなく、対話を通じて信頼関係を築き上げる高度なメンタルマネジメント能力ではないでしょうか。
今回の事件をきっかけに、閉鎖的になりがちな学校組織の在り方を根本から見直すべきです。2019年11月15日付で処分は執行されましたが、失われた信頼を回復するには、形だけの謝罪ではなく、徹底した意識改革が必要不可欠となるでしょう。二度とこのような悲劇が繰り返されないことを、切に願わずにはいられません。
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