JDIが次世代「マイクロLED」試作開発に成功!驚異の明るさと透明液晶で経営再建の起爆剤となるか

経営再建の渦中にあるジャパンディスプレイ(JDI)が、2019年11月28日に次世代技術の真打ちとも目される「マイクロLED」の試作品を公開しました。この技術は、微細な赤・緑・青のLEDチップを基板に直接敷き詰めて画像を作るもので、驚くべき映像体験を可能にします。

今回の試作にはスウェーデンのglo社製チップが採用されており、自ら光を放つ「自発光型」という点では有機ELと共通しています。しかし、無機材料を使用するため熱や環境の変化に強く、構造もシンプルにできるという大きなメリットがあるのです。

SNSでは「JDIの技術力はやはり世界一。この復活に期待したい」「車載用ならこの明るさは最強の武器になる」といった期待の声が上がる一方で、厳しい経営状況を知る層からは「一刻も早い量産化を」という切実な願いも聞かれます。

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液晶の10倍!圧倒的な輝度を誇る1.6インチの衝撃

JDIが今回お披露目したパネルは1.6インチの小型サイズながら、なんと27万個ものLEDが密集しています。特筆すべきはその「輝度(画面の明るさ)」で、一般的な液晶パネルと比較して約10倍という圧倒的なパワーを誇っているのです。

マイクロLEDは現在、サムスン電子やソニーが先行して製品化を進め、Appleも極秘に開発中と噂される激戦区です。JDIはこの明るさを武器に、強い光が差し込む過酷な環境でも視認性が求められる「車載向けディスプレイ」などの市場を真っ先に狙っていく構えです。

開発担当者は量産時期を明言しませんでしたが、私はこの技術こそが同社の浮沈を握る鍵だと確信しています。高度な実装技術が求められるこの分野で、日本企業が再び主導権を握る姿を見たいと願わずにはいられません。

まるで魔法のガラス?透過率87%を誇る透明液晶も進化

さらにJDIは同日、2019年11月28日に12.3インチの「透明液晶パネル」も発表しました。2017年に発表された4インチモデルから大幅な大型化に成功しており、何も表示していない時の透過率は驚異の87%と、もはや普通のガラスに近い透明度です。

一般的な透明ディスプレイは光を吸収する仕組みのため暗くなりがちですが、JDIは光を散乱させる特殊な液晶素子を採用することで、この高い透過率を実現しました。既存の液晶生産設備を流用できる点も、コスト面で大きな強みとなるでしょう。

この透明パネルは、店舗のショーウィンドウやインフォメーションボード、さらにはインテリアへの活用が期待されており、2020年度中の量産開始を目指しています。未来の街並みを彩る新技術として、非常にポテンシャルの高い製品と言えます。

ただ、同社を巡っては過去の会計処理に関する疑惑が報じられるなど、足元の地盤が揺らいでいるのも事実です。こうした革新的な技術が、単なる「試作」で終わることなく、ビジネスとして早期に花開くことを切に願います。

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