伝統的な職人の世界に、今まさにデジタルの新しい風が吹き込もうとしています。京都市を拠点に塗装職人の育成へ情熱を注ぐ「KMユナイテッド」が、建設職人たちの類まれなる技術をオンライン上で競い合うという、画期的なコンテストの開催を決定しました。
この刺激的なプロジェクトは、動画共有サービスを展開する「soeasy(ソーイージー)」とタッグを組んで実現したものです。SNS上では「地味だと思われがちな職人の仕事が脚光を浴びるのは素晴らしい」「若手職人のモチベーションに繋がりそう」といった期待の声が数多く寄せられており、業界内外から熱い視線が注がれています。
今回の舞台となるのは、同社が運営する動画学習アプリ「技ログ」です。これはベテランの繊細な手さげやコツを動画で学べる、いわば職人のためのデジタル教科書のような存在。参加者は自身の磨き抜かれた作業風景を動画としてアップロードし、そのクオリティを競い合うことになります。
審査を担うのは、アプリのユーザーだけではありません。日本を代表する大手ゼネコンや工務店の現役技術者たちも審査員として参加し、プロの厳しい目から評価が下されます。まさに現場の最前線で戦う者たちが認め合う、真剣勝負の場がインターネット上に誕生するのです。
「アスリート職人グランプリ」が解き放つ建設業界の新たな魅力
「アスリート職人グランプリ」と銘打たれたこの祭典は、2019年12月1日から開始され、2020年2月末日まで約3ヶ月間にわたって投票が受け付けられます。塗装や左官といった伝統的な分野から、現代の建築に欠かせない技術まで、計24種類ものカテゴリーが用意されました。
各部門での受賞者は、2020年4月中にも華々しく公表される予定となっております。見事グランプリの栄冠に輝いた職人には、日々の現場を支える高品質な作業靴や、嬉しいクオカードなどの実用的な賞品が贈呈されるため、参加者たちの熱気も一層高まることでしょう。
こうした取り組みは、単なるコンテストの枠を超えた大きな意義を持っています。私が考えるに、これまで「背中を見て覚える」とされてきた職人技術を可視化することは、若手不足に悩む建設業界にとって、最高にクールなプロモーション活動になるはずです。
職人の無駄のない動きは、まさに一流のアスリートそのものと言えます。技術が正当に評価され、リスペクトが集まる環境を整えることで、建設業界全体が憧れの職業へと進化していくに違いありません。この冬、スマートフォンの画面越しに、日本を支える本物の「技」が輝きを放ちます。
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