2019年11月18日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となっており、前営業日に比べて円安が進んでいます。この相場変動の大きな要因となっているのは、世界中が注目しているアメリカと中国による貿易協議の行方です。
両国の歩み寄りが期待されるなか、市場では「リスクオン」という、投資家が積極的な運用を好む状態が強まりました。その結果、安全資産としての役割が強い円を手放し、より収益の見込める通貨や資産へ資金を移す動きが加速しているのです。
正午時点でのドル円相場は、1ドル=108円81銭から82銭付近で取引されています。これは、前日比で26銭ほどの円安水準となっており、同時に国内の輸入企業による実需の円売り注文も重なったことで、円の下落幅を広げる一助となりました。
SNSでも話題!「リスク回避」の緩和がもたらす円安の正体
ツイッターなどのSNS上では、「ようやく米中協議に光が見えてきたのか」といった安堵の声や、「109円台に突入するのではないか」という市場関係者の予測が飛び交い、活発な意見交換が行われています。
今回のキーワードである「リスク回避姿勢の和らぎ」とは、経済の先行き不安が解消され、投資家が「今は円を握りしめていなくても大丈夫だ」と判断することを指します。専門的な言葉を使えば、不確実性が減少した状態と言えるでしょう。
ユーロ円についても、1ユーロ=120円37銭から38銭と、79銭もの大幅な円安を記録しました。ユーロドル相場でもユーロ高が進行しており、これまで停滞していた欧州通貨にも活気が戻りつつあることが、数字からも鮮明に伝わってきます。
編集者の私見として、今回の円安は一時的な需給調整というよりも、米中関係の雪解けを市場が強く切望していることの現れだと感じます。しかし、貿易交渉は一進一退が常であり、過度な楽観視は禁物だという見方も忘れずにいたいものです。
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