【2019年9月27日為替】円が5日ぶりに反落!米中貿易協議の進展期待でリスク回避の円売りが加速した理由

2019年09月27日の東京外国為替市場では、これまでの円高基調にブレーキがかかり、円相場が5営業日ぶりに反落する展開となりました。午後5時時点のレートは1ドル=107円68銭から69銭近辺で推移しており、前日の同時刻と比較して40銭ほどの円安ドル高が進んでいます。市場では、張り詰めていた緊張感がふっと解けたような、穏やかな空気が漂い始めました。

今回の変動の背景には、世界経済を揺るがし続けている米中貿易協議への過度な警戒感が和らいだことがあります。投資家の間で「最悪の事態は避けられるのではないか」という楽観的な見方が広がり、守りの姿勢である「リスク回避」が後退しました。その結果、安全資産とされる円を売って、よりリターンの期待できるドルを買う動きが強まったのは、非常に論理的な市場反応と言えるでしょう。

ここで「リスク回避(リスクオフ)」という言葉を解説しておくと、これは景気の先行きに不安を感じた投資家が、株式などの危険資産を売って、価値が安定している円や金などに資金を逃避させる行動を指します。今回はその逆、つまり「リスクオン」の兆しが見えたことで、円が手放されたのです。SNS上でも「ようやく円安方向に振れて一安心」「米中関係のニュースに一喜一憂する日々が続く」といった、安堵と警戒が入り混じった声が目立っています。

一方で、対ユーロにおいては円が5日連続で続伸しており、通貨ペアによって対照的な動きを見せている点が興味深いポイントです。私自身の見解としては、米中という二大巨頭の動向に左右される現在の相場は、非常に神経質な状態にあると感じます。わずかな報道一つで風向きが変わるため、投資家にはこれまで以上にスピード感のある情報収集が求められる、エキサイティングかつタフな局面にあると言えそうです。

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