世界経済の行方を左右する米中貿易摩擦に、新たな動きが見られました。2019年11月16日の午前、中国の経済政策を牽引する劉鶴(リュウ・ハァ)副首相が、米国のライトハイザー通商代表およびムニューシン財務長官と電話会談を実施したことが判明しました。
中国の国営新華社通信が報じた内容によると、今回の閣僚級による接触は、非常に前向きなものだったようです。双方は「第1段階」とされる合意内容の策定に向けて、お互いが譲れない「核心的な懸念事項」について、極めて建設的な議論を交わしたとされています。
ここで言う「核心的な懸念」とは、双方が妥協できない最も重要な利益を指します。米国側は知的財産権の保護や農産物の購入拡大を、中国側は追加関税の撤廃を強く求めていると考えられますが、今回の協議でそれらの溝が少しずつ埋まりつつある様子がうかがえます。
SNS上では、このニュースを受けて「ようやく出口が見えてきたのか」「早期の関税撤廃を期待したい」といった安堵の声が広がっています。一方で「まだ具体的な合意内容が見えない」と慎重な見方を示すユーザーも多く、マーケットは固唾をのんで次の展開を見守っている状況です。
編集者としての個人的な見解ですが、今回の会談は、単なる形式的なやり取りを超えた重要な一歩と言えるでしょう。これほど長い期間、冷え込んでいた両国の関係が「建設的」と表現されるレベルまで回復してきたことは、投資家やビジネスマンにとって大きな希望となるはずです。
もちろん、米中という二大巨頭の交渉ですから、一筋縄ではいかない難しさが常に付きまといます。しかし、今後も「密接なコミュニケーションを維持する」と明言されている通り、決裂を避け、着実にゴールへ向かおうとする強い意志が、今回の電話会談からは感じられるのです。
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