【東尋坊・転落死事件】少年ら7人を殺人容疑で再逮捕。悲劇を防げなかった「遊び仲間」の歪んだ絆と暴走の真相

滋賀県東近江市に住む20歳の嶋田友輝さんが、福井県の名勝・東尋坊近くの海で変わり果てた姿で見つかった凄惨な事件が、新たな局面を迎えました。滋賀県警は2019年11月24日、嶋田さんを崖から飛び降りさせて殺害したとして、とび職の上田徳人容疑者(39歳)と17歳から19歳の少年6人を合わせた計7人を殺人容疑で再逮捕したのです。

今回の「再逮捕」とは、別の容疑ですでに拘束されていた人物を、さらに重い罪や異なる犯罪事実で改めて逮捕することを指します。もともと彼らは別の傷害事件で捜査を受けていましたが、警察は「自殺に見せかけた殺害」という極めて悪質な手口を重く見て、殺人罪の適用に踏み切りました。認否はまだ明かされていませんが、事態は風雲急を告げています。

事件が起きたのは2019年10月18日の午後18時ごろでした。福井県坂井市の景勝地として知られる東尋坊の断崖絶壁で、7人は嶋田さんに対し「はよ落ちろや」と言い放ち、死の跳躍を強要した疑いが持たれています。これは「共謀」といって、複数人があらかじめ意思を通じ合い、役割を分担して犯罪を実行したという非常に重い容疑がかけられている状況です。

SNS上では「仲間内でのリンチがこれほど残酷な結果を招くのか」「東尋坊という場所がこのような悲劇に使われたことが許せない」といった憤りや、恐怖を露わにする声が数多く寄せられました。また、39歳の成人が10代の少年たちを率いて凶行に及んだという構図に対し、大人としての責任を問う批判的な意見がタイムラインを埋め尽くしています。

滋賀県警の調べによれば、亡くなった嶋田さんと加害者側の7人は、2019年9月ごろに知り合ったばかりのいわゆる「遊び仲間」だったそうです。しかし、その短い期間のなかで複数のトラブルが発生していたことも判明しました。一連の激しい暴行によって、嶋田さんは少年たちに対して極度の恐怖心を抱き、逆らうことができない支配下に置かれていたと推察されます。

逮捕された7人は「取り返しのつかないことをした」という趣旨の供述をしているようですが、奪われた命が戻ることは決してありません。私個人としては、友人という言葉の裏に潜む「上下関係」や「同調圧力」が、若者をこれほどまで冷酷な行動に走らせた事実に戦慄を禁じ得ません。健全な友情がいつしか支配に変貌する恐ろしさを、私たちは直視すべきでしょう。

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