2019年12月14日、愛知県の豊田市総合体育館にて「豊田国際競技会」が開幕し、会場はトップアスリートたちの華麗な演技に包まれました。種目別で頂点を競うこの大会の初日、ひときわ眩い光を放ったのは男子あん馬に出場した千葉・市立船橋高校の橋本大輝選手です。
まだ高校生という若さながら、橋本選手は15.033点という驚異的なハイスコアを叩き出し、見事に優勝を飾りました。これにはSNS上でも「末恐ろしい高校生が現れた」「東京五輪の秘密兵器になるのでは」といった、驚きと期待が入り混じった声が数多く寄せられています。
一方で男子床運動では、世界選手権の代表としても知られる順天堂大学の谷川翔選手が、14.600点をマークして王者の座を射止めました。谷川選手らしい安定感のある着地と美しい空中姿勢は、観客の視線を釘付けにしたに違いありません。
この種目には、怪我からの復活を目指す「ひねり王子」こと白井健三選手もオープン参加として登場し、14.500点を記録しました。オープン参加とは、公式の順位には反映されないものの、自身の調整やアピールのために演技を披露する形式を指します。
日本勢の層の厚さを証明!つり輪と女子種目でも輝く新星たち
男子つり輪の種目においては、コナミスポーツ所属の神本雄也選手が14.733点で他を圧倒し、確かな実力を証明しました。つり輪は「静止」の美しさと強靭な筋力が求められる種目ですが、神本選手の演技はまさに力強さと静寂が共存する素晴らしいものでした。
女子カテゴリーでも、セントラルスポーツの畠田瞳選手が目覚ましい活躍を見せてくれました。彼女は跳馬と段違い平行棒という、全く特性の異なる二つの種目で見事に3位入賞を果たし、そのオールラウンダーとしての才能を遺憾なく発揮したといえるでしょう。
編集者としての私見ですが、今回の結果で最も注目すべきは、やはり橋本大輝選手の15点台という数字です。世界基準で見ても15点を超えるスコアは、メダル争いに直結する極めて高いハードルであり、彼が日本の次世代エースであることを強烈に印象付けました。
ベテランから勢いのある若手までが揃い、切磋琢磨する現在の日本体操界は、非常に健全でエキサイティングな状態にあります。2019年12月15日現在の熱気をそのままに、翌日の競技でもさらなる伝説が生まれることを期待せずにはいられません。
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