今、日本の教育現場やビジネスシーンにおいて、ITを活用して学習効率を飛躍的に高める「EdTech(エドテック)」という言葉が大きな注目を集めています。これは「Education(教育)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語であり、従来の教室型の授業に代わる新しい学びの形を指すものです。この分野で今、凄まじい勢いを見せているのが、オンライン英会話の最大手として知られるレアジョブです。
2019年12月3日に発表された中堅企業ランキング「NEXT1000」において、同社は堂々の23位にランクインを果たしました。2014年の上場から着実に基盤を固めてきた同社ですが、2019年4月1日から2019年9月30日までの連結累計期間において、売上高が前年同期比で27%も増加するという、驚異的な成長を遂げています。これまでサービス拡充のために行ってきた先行投資が、ようやく大きな実を結び始めたといえるでしょう。
レアジョブの強みは、フィリピン在住の優秀な講師陣と日本の受講生をテレビ電話ソフトで結ぶ、マンツーマンの個別レッスンにあります。SNS上では「通学の手間がないのが最高」「圧倒的にコスパが良い」といったポジティブな反響が相次いでおり、手軽に高品質な英語教育を受けられる点が、忙しい現代人のニーズに合致しています。さらに、昨今の教育改革や外国人労働者の受け入れ拡大も、同社にとって強力な追い風となっているようです。
世界進出を加速させるインド・タイ企業との戦略的提携
同社の快進撃は国内にとどまりません。2019年11月には、インド国内で最大級の講師数を誇る現地企業との資本提携を発表し、業界に衝撃を与えました。この提携は単なる資金援助ではなく、ITを駆使した教育ノウハウを共有し、世界規模でサービスの質を向上させることを目的としています。また、タイの企業にも出資を行うなど、アジア全域を視野に入れたグローバルな展開を次々と打ち出しているのが特徴的です。
単なる英会話スクールを超え、ITで教育のあり方そのものを変えようとする姿勢は、投資家からも熱い視線を浴びています。編集部としては、同社の成功は「安さ」だけではなく、時代の変化を先読みした「柔軟なプラットフォーム構築」にあると考えています。訪日客の急増によって英語の必要性がかつてないほど高まっている現在、同社が提供するサービスは、日本の国際競争力を底上げする重要なインフラになっていくに違いありません。
個人向けのサービスはもちろんのこと、最近では社員教育として導入する企業契約も急増している点は見逃せません。オンライン英会話が「特別な勉強法」から「当たり前のマナー」へと進化する過程で、レアジョブが果たす役割は今後さらに大きくなっていくでしょう。アジアから世界へと羽ばたく同社の挑戦は、EdTech業界全体の未来を明るく照らす希望の光といっても過言ではないはずです。
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