家具サブスクの革命児!subsclife町野健社長が描く「所有しない」新しい暮らしの形とは?

現代のライフスタイルに劇的な変化をもたらしている「サブスクリプション」という仕組みをご存知でしょうか。これは特定の商品を買い取るのではなく、月々一定の料金を支払うことでサービスやモノを利用できる、いわゆる継続課金型のビジネスモデルを指します。この分野で今、家具のサブスクリプションという新たな市場を切り拓いているのが、株式会社subsclife(サブスクライフ)の町野健社長です。

2019年07月24日現在、町野社長は家具だけに留まらない「暮らし全体のサブスク化」という壮大なビジョンを掲げて奔走しています。かつてニュースアプリ「Antenna(アンテナ)」の立ち上げを主導し、メディア事業を成功に導いた実績を持つ彼は、未経験の家具業界でも必ず革命を起こせると確信していました。その情熱の源泉は、2017年に米国で出会ったサブスクリプションという新しい発想にあります。

SNS上では「初期費用を抑えてセンスの良い部屋に住めるのは嬉しい」「高価なソファを試してから買えるのは合理的」といった好意的な意見が多く見受けられます。所有にこだわらない若年層を中心に、この新しい波は着実に浸透しているようです。町野社長自身も、日本に帰国後わずか1年でサービスを開始するなど、その決断力と行動力の速さは周囲を驚かせるほどでした。

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苦難を乗り越えて築いた400社超のパートナーシップ

しかし、サービス開始当初は決して順風満帆ではありませんでした。当時はまだ「サブスク」という言葉自体の認知度が低く、新しい家具の利用形態を理解してもらうのに大変な苦労があったと言います。実績のないスタートアップ企業に対して、家具メーカーから商品を仕入れる交渉も難航を極めました。こうした逆境の中でも、町野社長は地道な提案活動を続けていきました。

転機が訪れたのは、大手家電メーカーなどが続々とサブスク市場へ参入し始めたことでした。社会全体の認知度が向上したことで追い風が吹き、現在では提携する家具メーカーは400社を突破し、商品ラインナップも約4万種類にまで拡大しています。有名ブランドだけでなく、無名であっても品質が高い商品を厳選して揃えるのが、町野社長のこだわりなのです。

このサービスの画期的な点は、利用した家具を最終的に買い取ることができる仕組みにあります。月額料金を支払って使い心地を試し、気に入ればそれまでの支払額を差し引いた金額で購入できるのです。失敗したくない家具選びにおいて、この「お試し期間」があることは、消費者にとって大きな安心材料となっていることは間違いありません。

「所有しない」文化が創る未来のスタンダード

近年、この動きは個人利用に留まらず、多くの法人からも注目を集めています。例えば、サイバーエージェントのような大手企業が新オフィスの食堂に導入するなど、初期投資を抑えたいスタートアップから大企業まで導入の輪が広がっています。町野社長は「法人・個人ともに顧客は着実に増えている」と、確かな手応えを感じている様子です。

一方で、メーカー自身が直接サブスク事業に乗り出す動きもあり、市場の競争は激化しています。これに対し、町野社長はコーディネート部門を強化し、家具や家電をトータルで提案する「総合力」で差別化を図る構えです。ただモノを貸すだけではなく、空間そのものをプロデュースする力が、これからの勝機を分ける鍵となるでしょう。

将来的には消費全体の数割がサブスクに置き換わると予測する町野社長。私たちが「所有」という概念から解き放たれたとき、生活の質はより豊かで自由なものになるはずです。一人の編集者として、彼が目指す「サブスク総合企業」への道のりは、日本の暮らしを根本からアップデートする挑戦であると感じ、その動向から目が離せません。

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