2020年夏の東京五輪に向けて、日本中が興奮に包まれる中、福島県から大変感慨深いニュースが飛び込んできました。東京電力福島第1原子力発電所の事故により、すべての町民が避難を余儀なくされている福島県双葉町ですが、2020年3月4日に一部の避難指示が解除される運びとなったのです。これに伴い、これまでルートから外れていた双葉町が、新たに聖火リレーのコースへと追加される見通しであることが、2020年1月17日に関係者への取材で明らかになりました。
SNS上では、この決定に対して「ついに双葉町にも聖火が灯るのか」「復興への力強い歩みを感じる」といった感動の声が数多く寄せられています。今回のルート追加は、県の実行委員会が近く方針を固めて大会組織委員会へ提案し、正式に了承される見込みです。ここで言う「避難指示解除」とは、原発事故後に放射線量が比較的高く立ち入りが制限されていた地域について、除染作業などが進み、安全性が確認されたことで立ち入りや居住が可能になる行政の決定を指します。
全町避難が今も続いている自治体としては唯一の存在だった双葉町に聖火が巡ることは、まさに「復興五輪」の理念を体現する象徴的な出来事と言えるでしょう。国内外に対して、福島が原発事故の苦難を乗り越え、一歩ずつ確実に前へ進んでいる姿を力強くアピールする絶好の機会になることは間違いありません。被災された方々のこれまでの歩みを思うと、聖火の光がもたらす希望の大きさには胸が熱くなりますね。
「復興五輪」のメインイベントとも言える聖火リレーは、2020年3月26日に幕を開けます。スタート地点に選ばれたのは、かつて原発事故の対応拠点として機能していた福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」です。初日には福島第1原発が立地する大熊町など、すでに9つの市町村を巡る計画が公表されていましたが、今回ここに双葉町が加わることで、福島の真の復興の歩みがより一層、世界へと発信されることになるでしょう。
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