2019年09月20日に開幕を控えるラグビーワールドカップ日本大会。その熱狂の足音が、いよいよ私たちの手元まで聞こえてくるようになりました。大会組織委員会は2019年07月18日、日本国内を含む世界143の国と地域に向けて、待望の紙チケットの発送を開始したことを発表したのです。購入時に紙のチケットを選択した幸運なファンのもとへ、これから順次この「プラチナチケット」が届けられていく予定となっています。
発送の初日には、海外への発送拠点となっている東京都内の物流センターで華やかな出発式が執り行われました。そこで披露されたチケットのデザインは、まさに日本開催にふさわしい芸術的な仕上がりです。ラグビー日本代表のジャージーを身にまとった屈強な選手たちが、日本の伝統的な「武者絵」のタッチで力強く描かれています。躍動感あふれる選手の姿と和の伝統が融合したビジュアルは、手にした瞬間に大会への期待値を最高潮に引き上げてくれるでしょう。
組織委員会の嶋津昭事務総長は、この仕上がりについて「日本文化の薫りが漂う、極めて魅力的なチケットが完成した」と自信をのぞかせました。さらに「世界中の人々がこのデザインを見て、喜びを感じてくれるに違いありません」と熱いメッセージを寄せています。SNS上でも「浮世絵風のデザインがかっこよすぎる」「早く実物を手に取って宝物にしたい」といった声が溢れており、試合観戦だけでなく「物」としての価値にも大きな注目が集まっている状況です。
この特別なチケットには、大会を象徴するカラーである青、赤、紫を基調とした3つのバリエーションが用意されました。注目すべきは、偽造防止のために施された最新の「ホログラム」技術です。ホログラムとは、レーザー光を利用して平面上に立体的な画像を浮かび上がらせる特殊な加工のこと。今回は優勝トロフィーである「ウェブ・エリス・カップ」がキラリと輝く仕様になっており、セキュリティ面を強化すると同時に、王者の栄光を予感させる豪華な演出となっています。
大会全体で用意されている約180万枚のチケットのうち、2019年07月18日の時点で既に約144万枚が売約済みという驚異的な販売状況を記録しました。驚くべきことに、購入者の約8割がデジタルではなく、あえてこの「紙チケット」での受け取りを希望しているとのことです。デジタル化が進む現代においても、一生に一度の自国開催の記憶を形として残しておきたいと願うファンの情熱が、この数字に如実に表れているのではないでしょうか。
個人的な視点になりますが、私は今回の「武者絵」採用という判断を強く支持いたします。単なる入場券を超えて、日本が世界に誇るアートを世界中へ届けるという姿勢は、文化交流の側面からも非常に意義深いと感じるからです。手に馴染む紙の質感や、角度によって輝くホログラムの美しさは、スマホの画面越しでは決して味わえない感動を与えてくれます。このチケットが世界中に届く頃、日本大会への熱気はさらに一段階上のステージへと駆け上がるに違いありません。
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