日本の伝統美が、形を変えて世界のファッションの中心地へと羽ばたきます。仙台市に拠点を置く「サムライアロハ」が、眠っていた古着の着物を鮮やかなアロハシャツへと再生させ、フランス・パリでの販売を開始しました。このプロジェクトは、単なるリサイクルに留まらない、新しい価値の創造として注目を集めています。
今回、彼らの舞台となるのは、パリの名高いセレクトショップ「レクレルール」です。このショップは世界中のファッショニスタが注目するトレンドの発信地として知られており、そこに日本の和柄が並ぶことは非常に意義深いと言えるでしょう。2019年07月19日現在、現地の感度の高い層に向けて、唯一無二の輝きを放つ一着が提供されています。
アロハシャツの起源を辿ると、実はハワイに移住した日本人が着物を仕立て直したことが始まりだという説があります。サムライアロハの試みは、いわばルーツへの回帰とも呼べる素敵なストーリーを内包しているのです。SNS上では「タンスに眠る着物がこんなに格好良くなるなんて」「一点モノという特別感がたまらない」といった期待の声が続出しています。
国内でも加速する展開!伊勢丹新宿やアダストリアとの強力タッグ
世界進出の勢いは止まらず、国内の主要なファッション拠点でもその姿を目にする機会が増えています。2019年07月19日の発表によれば、東京のファッションの聖地である伊勢丹新宿本店メンズ館での取り扱いが始まっています。さらに、多くのアパレルブランドを展開する大手「アダストリア」の店舗でも販売が行われるなど、販路は急速に拡大中です。
ここで特筆すべきは、彼らが活用している「アップサイクル」という手法です。これは単に再利用するだけでなく、元の製品よりも次元の高い価値を付加して新しい製品に生まれ変わらせることを指します。職人の手によって選別された正絹(しょうけん)などの高級素材が、現代のライフスタイルに馴染むデザインへと昇華されている点が、多くのファンを惹きつける理由でしょう。
編集者の視点から申し上げれば、この取り組みは地方創生と伝統文化の継承における理想的なモデルケースだと感じます。古いものを壊すのではなく、今の時代に合った「言葉」に翻訳して世界へ届ける姿勢は、非常にクールです。パリでの成功をきっかけに、日本独自の美意識がさらに広い世代や地域へと浸透していくことを確信しています。
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