真空技術のスペシャリストとして世界をリードするアルバックが、2019年8月8日、来る2019年9月27日に実施予定の新たな役員人事を明らかにしました。今回の組織改編では、企業の舵取りを担う経営陣に新たな血が注がれることとなり、専務執行役員を務める末代政輔氏が新たに取締役に選出されます。合わせて、執行役員の青木貞男氏も取締役に名を連ねるなど、実力派のリーダーたちが経営の中枢に参画する体制が整えられました。
今回の人事における大きなトピックの一つは、長年経営を支えてきた小日向久治氏の役割変更です。現在は取締役相談役として尽力されていますが、2019年9月27日からは専任の「相談役」という立場に退き、後進にその役割をバトンタッチすることとなりました。一方で、現場の最前線を指揮する佐藤重光氏と石黒雅彦氏は、取締役を退任しつつも、それぞれ製造センター長および営業・マーケティングセンター長という重責はそのままに、常務執行役員として職務に専念される見通しです。
ここで注目したいのが「執行役員」という言葉の意味です。これは、取締役会が決定した方針に基づいて、具体的な事業の「執行(実行)」を専門に行う責任者のことを指します。近年、多くの企業で導入されているこの制度は、経営の監視役である取締役と、現場の指揮官である執行役員を分けることで、意思決定のスピードを上げる狙いがあります。アルバックの今回の配置も、まさに現場の機動力と経営の安定感を両立させるための、非常に合理的な判断だと言えるでしょう。
インターネット上のSNSや投資家たちの間では、この人事発表に対して「盤石な体制が組まれたのではないか」という好意的な意見が目立っています。特に、営業や製造のトップが常務執行役員として現場指揮に注力し、末代氏らが経営を俯瞰する形となることから、さらなる技術革新への期待が膨らんでいるようです。私自身の見解としても、急速に変化する半導体市場やディスプレイ業界において、今回のスリムかつ強固な体制への移行は、アルバックにとって大きな飛躍のチャンスになると確信しています。
コメント