2020年01月01日、いよいよ次世代通信規格「5G」が私たちの生活を変える本格的な幕開けを迎えようとしています。あらゆるモノがネットに繋がるIoT時代の到来を見据え、世界の半導体メーカーはかつてない規模の投資競争に突入しました。2019年は一時的な市場の冷え込みも見られましたが、各社の動きはむしろ加速しています。
SNS上では「5Gでスマホがどう変わるのか楽しみ」「日本の半導体技術にも頑張ってほしい」といった期待の声が溢れており、技術革新への関心は最高潮に達しています。特に台湾のTSMCや米インテルの巨額投資、そして日本が誇るソニーの新工場建設といったニュースは、新しい時代の鼓動を強く感じさせてくれるポジティブな兆しと言えるでしょう。
世界を牽引するTSMCとインテルの「異次元」な設備投資
世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCの魏哲家CEOは、5G向け需要の爆発的な拡大に驚きを隠せません。2019年10月には、年間の設備投資額を最大150億ドル(約1兆6000億円超)へと大幅に引き上げる方針を固めました。これは例年の水準を遥かに凌駕する規模であり、2020年に登場する5G対応iPhoneなどの主力端末を見据えた戦略です。
一方で米インテルも、2020年に生産能力を25%引き上げるという野心的な計画を打ち出しました。2019年の投資額も過去最高を更新する160億ドルに達しています。同社は現在、サーバー向けやPC向けの需要増に対して供給が追いつかないほどの活況を呈しており、この強気な投資姿勢が今後のデジタル社会の基盤を支えることになるはずです。
編集者の視点から言えば、この巨額投資は単なる数字の積み上げではなく、未来のインフラを独占しようとする覇権争いの現れです。これほどまでの資金が動く背景には、5Gがもたらす「1台あたりの半導体搭載額の増加」という確実な勝算があるからに他なりません。各社の決断は、私たちの生活が劇的に便利になる未来を約束しているようです。
ソニーが長崎に新工場!画像センサー市場で独走態勢へ
日本勢の躍進からも目が離せません。ソニーは長崎県内に、スマートフォンカメラの心臓部である「CMOSイメージセンサー」の新工場を建設することを決定しました。CMOSとは、光を電気信号に変えて画像を作る半導体のことで、今やスマホの多眼化や高機能化には欠かせない技術です。1000億円規模を投じたこのプロジェクトは2021年度の稼働を目指しています。
ソニーがゼロから工場を新設するのは、2007年05月以来の実に13年ぶりという快挙です。世界首位のシェアを誇る同社の画像センサーは、単なる記録用から、自動運転やAIによる解析用へとその役割を広げています。「センサーと言えばソニー」というブランド力は、5G時代のキラーコンテンツを支える最も重要なピースの一つになるに違いありません。
2020年の半導体市場全体を見ても、世界半導体市場統計(WSTS)は前年比5.9%増のプラス成長を予測しています。2019年に苦戦したデータ保存用のメモリー市場も回復の兆しを見せており、韓国サムスン電子や日本のキオクシアの動向が再成長のカギを握っています。世界が連動して動くこの熱気こそ、新時代の始まりを象徴しているのではないでしょうか。
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