2019年09月04日の東京株式市場において、ミニストップの株価が一時、前日と比較して46円安の1351円まで下落しました。この水準は2012年11月以来、およそ6年10カ月ぶりの安値となっており、投資家の間では衝撃が走っています。セブン-イレブンやローソンといった大手競合他社との熾烈なシェア争いに加え、不安定な天候が業績に影を落としているようです。最終的な終値は41円安の1356円で取引を終えましたが、依然として厳しい状況が続いていると言えるでしょう。
テクニカル的な視点で見ると、25日移動平均線が上値を押さえる形となっており、株価が反発しようとしても押し戻される展開が繰り返されています。移動平均線とは、一定期間の株価の終値を平均化した指標のことで、相場のトレンドを把握するために用いられます。現在のミニストップは、この平均線を突破できずに下げが加速する「下落トレンド」に陥っており、今週に入ってからは個人投資家による損切りの売りが一段と膨らんでいる様子が伺えます。
SNS上では、「ミニストップのソフトクリームはあんなに美味しいのに、株価は寂しいことになっているね」といった、ブランドへの愛着と現状のギャップを嘆く声が多く見受けられます。また、「最近はどこに行ってもコンビニがあるから、差別化が難しいのでは」という業界全体の飽和状態を指摘する意見も上がっています。消費者の生活に密着している存在だからこそ、業績の低迷に対して敏感に反応するファンも少なくないようです。
2019年07月の既存店データを確認すると、1日あたりの平均売上高を示す「平均日販」が前年比で5%も減少しています。この大きな要因は、記録的な長梅雨や低温といった天候不順にあります。通常、夏場に大きく伸びるはずの飲料やアイスクリームの販売が振るわなかったことが響きました。2019年03月から07月までの累計で見ても2%のマイナスとなっており、単なる一時的な要因だけではない、構造的な課題を抱えている可能性も否定できません。
さらに追い打ちをかけるのが、1カ月後に迫った消費増税の足音です。増税による消費マインドの冷え込みが懸念される中で、ミニストップがどのように顧客を呼び戻すのかが焦点となります。私は、同社の強みである「店内加工スイーツ」という独自の武器をさらに研ぎ澄ますべきだと考えます。他社には真似できない「体験型コンビニ」としての価値を再定義できなければ、この荒波を乗り越えるのは容易ではないはずです。今こそ、王道かつ独創的な戦略が求められているのではないでしょうか。
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