2019年09月05日の朝、多くの通勤客や通学客で賑わう西鉄天神大牟田線の車内において、背筋も凍るような予期せぬトラブルが起こりました。走行中だった列車の車内で、突然乗客が所持していたリュックサックから火の手が上がったのです。日常の風景が一変してパニックに陥りかねない緊迫した状況でしたが、列車は最寄りである西鉄平尾駅に緊急停車し、即座に消火活動が行われました。
この火災の影響により、現場では女性客1名が負傷し、病院へ搬送されたと報告されています。幸いにも迅速な対応によって大規模な延焼は免れましたが、朝のラッシュ時間帯を直撃したこのニュースは、瞬く間にSNS上でも拡散されました。「朝から電車で火事なんて怖すぎる」「もし混んでいる車両だったらと思うとゾッとする」といった不安の声が相次ぎ、鉄道利用者の間に大きな衝撃が走っています。
福岡県警が火災の詳しい原因について鋭意調査を進めていますが、こうした鞄からの発火事故でまず疑われるのが「リチウムイオン電池」の存在です。スマートフォンやモバイルバッテリーに内蔵されているこの電池は、内部でショート(本来流れるべきではない経路に電気が流れること)を起こすと、激しく発熱し、最悪の場合は爆発的に炎上する特性を持っています。私たちの生活に欠かせない便利さが、一歩間違えれば凶器に変わるリスクを秘めているのです。
筆者の個人的な見解としては、公共交通機関という密閉された空間において、誰の持ち物でも起こりうる今回の事件は決して他人事ではないと感じます。特に近年は安価で低品質な海外製品も出回っており、PSEマーク(電気用品安全法に基づき、国の基準を満たしていることを示す証)が付いていない製品の使用には細心の注意を払うべきでしょう。自分の身を守るだけでなく、周囲の安全を配慮するのも現代のデジタルマナーと言えるかもしれません。
2019年09月05日に発生したこの出来事は、鉄道各社の安全対策のみならず、利用者一人ひとりの防犯・防災意識に改めて警鐘を鳴らしました。まずは原因の究明が待たれますが、私たちも日頃から持ち物の状態をチェックする習慣をつけたいものです。今回の負傷された女性の一日も早い回復を願うとともに、二度とこのような恐怖を誰もが味わうことのないよう、徹底した再発防止策が講じられることを強く望みます。
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