2019年09月11日に予定されている内閣改造を控え、永田町には緊張感と期待が入り混じった独特の空気が漂っています。安倍晋三首相が「新しい人材の登用」に意欲を示していることから、長年研鑽を積んできた自民党議員たちの間では、悲願の初入閣に対する期待が最高潮に達しているのです。
今回の人事で特に注目を集めているのが、衆議院で当選5回以上、参議院で3回以上を数えながら、いまだ閣僚ポストを経験していない「入閣待機組」と呼ばれる方々です。現在、その数は党内で約70名にも上っており、政治家としてのキャリアを左右する大きな分かれ道を迎えようとしています。
わずか1割強という「狭き門」に挑むベテランたちの現実
しかし、現実は決して甘いものではありません。第2次安倍政権が2012年に発足して以降の人事データを紐解くと、待機組から実際に閣僚に抜擢される割合は、わずか1割強という極めて低い数字に留まっています。この「狭き門」を巡る激しい椅子取りゲームは、もはや政界の風物詩とも言えるでしょう。
SNS上でもこの状況は大きな関心を呼んでおり、「70人も待機しているなら、もはや行列のできる人気店状態だ」「能力重視なのか、それとも年功序列なのか気になる」といった声が上がっています。実力があっても運やタイミングに左右される政治の世界の厳しさに、多くのユーザーが注目しているようです。
ここで言う「内閣改造」とは、首相が現在の閣僚を入れ替え、政権のイメージ刷新や政策課題の推進力を高める手続きを指します。一方の「待機組」は、当選回数という実務経験は十分ながら、派閥の力関係やポストの空き状況によって順番待ちを強いられている人々を指す専門的な通称となっています。
筆者の見解としては、単なる「当選回数へのご褒美」的な人事ではなく、真に国益を資する専門性を持った人材が選ばれるべきだと考えます。70名という膨大なリストの中から、誰が適材適所に配されるのか。今回の人事は、安倍政権が「安定」と「挑戦」のどちらを優先するのかを占う重要な試金石となるはずです。
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