私立大学の再編が加速!神戸山手大学の学部譲渡に「新制度」を初適用、関西国際大学への継承で何が変わる?

日本の高等教育界において、歴史的な一歩となる大きな動きが見えてきました。大学設置・学校法人審議会は、2019年09月11日までに、神戸山手大学が運営する「現代社会学部」を、関西国際大学を経営する学校法人へと移管することを認めるよう、文部科学大臣に答申を行いました。これは私立大学間で学部を直接譲り渡すことを可能にした新しい制度の記念すべき第1号案件となり、今後の大学経営の在り方を占う重要な出来事といえるでしょう。

今回の答申は2019年09月10日付で出されており、文部科学大臣の正式な認可を経て、学部の譲渡が確定する見通しです。このニュースに対し、SNS上では「母校の名前が変わるのは少し寂しいけれど、教育環境が維持されるなら安心だ」「少子化の中で大学が生き残るための賢い選択ではないか」といった、驚きと前向きな評価が入り混じった声が数多く寄せられています。学び舎が消えるのではなく、新たな組織として再スタートを切る点に注目が集まっているようです。

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制度の壁を打ち破る!「学部譲渡」の新ルールとは

これまで私立大学が特定の学部だけを他大学に引き継ぐことは、制度上の高い壁に阻まれていました。従来の仕組みでは、一度学部を「廃止」した上で、受け入れ先の大学が改めて「新設」の手続きを踏む必要があったのです。しかし、文部科学省は大学再編をスムーズに進めるため、省令を改正して手続きを大幅に簡略化しました。これにより、教育資産や学生の籍をダイレクトに移行できるようになったことが、今回の大きなトピックといえます。

今回、関西国際大学へと引き継がれる現代社会学部は、入学定員200人の規模を維持したまま、神戸市にある現在のキャンパスも継続して使用される予定です。現在通っている学生の皆さんは、卒業時には関西国際大学の学生として学位を授与されることになります。大学のブランドが変わることに戸惑いを感じる方もいるかもしれませんが、学部が持つ専門性や地域に根差した教育の質がそのまま守られることは、学生や教職員にとって大きなメリットとなるはずです。

編集者の視点から申し上げますと、この新制度の適用は、変化の激しい現代における「大学の生存戦略」として極めて合理的だと考えます。少子化の影響で単独での経営が難しくなる大学が増える中、得意分野を持つ学部を力のある他大学へ託すという決断は、教育の質を落とさないための英断ではないでしょうか。既存の伝統に固執するのではなく、学生ファーストで柔軟に組織を組み替える柔軟な姿勢こそが、これからの日本の大学には求められています。

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